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雨も降らず、こんどの台風に期待していますが・・・
とうとう店の花を庭からではまかなえきれず、困り果てています。


ちょっと気になることが重なったので、香合について書いてみます。

ある大きな茶会でのこと。
その席は氷点だったのですが、軸の下に香合が飾ってあります。
不思議でした。

茶会では多くの場合、床に軸を掛け花と香合を飾り付けますね。
「香は焚きますが炭点前はいたしません」という意味で置き付けると
言うのが通説です。(絶対ではありません)

でもその時は氷点(水で抹茶を点てる)で、火を使いません。
火を使わなければ香を焚くことが出来ません。
香合を飾る意味がないんです。香炉ならわかりますが・・・


十一月に立礼席をお持ちになる先生と道具組の相談をしていて
「飾る香合は十一月だから陶器かしら」とおっしゃいます。

立礼卓には風炉釜を置きます。
風炉釜は香木を焚きますね。
季節は炉の時期だけど焚くのは練香じゃない。
おのずと香合は、香木を入れる木製になります。


茶道具の意味合いを考えれば答えは出るはずです。
慣例に流されず、道具に「どうする?」と聞きましょう。
「私はこういう仕事だから・・」と
教えてくれますから。秋月には琵琶の香合


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【2010/09/04 22:11】 | お茶会のこと
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nao
お説ごもっとも、です。
立礼なのに、結構迷う先生いますよね。
ただ、風炉の時期の果物なり動物なのに陶磁器だったり、その逆もあるので、それをどう使うかは勉強が必要かなと思ってます。
それは茶道文化検定でもでなかった・・・。

室礼と茶事
ROKU3
茶道をなさってる方は大いに気になるでしょうね、
設えも全て茶道の作法が正しいと。
以前お裏の支部長をされている方が来られ、三宝の飾りを見て、
「綴代は角向こう」といわれたのには参った。
これは神からみてを履違えているのではないかと。
私は知らない強み?で飾る場合あまり気にしません。
でも知った上でやるのが本来の姿ですので勉強はしますが・・

重陽でも莨盆が逆に・・これは置き間違い
床の間も陶器、しかもローゼット、紙釜敷では合いません。
古くは香炉と香合を一緒に置いたりしていたそうですが、それも理屈ですよね。
知って違えるのも飾りとしては妙かと。

初秋の花、あれは表記の通り「花の歳時記」から拝借したものです。


葉摘み
naoさま
う~ん、難しいんです。

迷わせるようで申し訳ないんですが・・・
風炉に陶器を使ってもいいんですよ。茶の湯の初期には決まり事がなかったんですから。
だから風炉に陶器香合を使うなら、室町時代以前の道具を出さなくちゃいけない。

今の道具に、昔はかまわなかったから・・と語らせるのは無理です。
今のルールで使用しなくてはかわいそうです。

道具をどう使うかは、どっちかというと感性、センスだと思います。
たくさん見て聞いて磨くしかない。


葉摘み
ROKU3さま
>設えも全て茶道の作法が正しいと。
公の場で設える場合は、流儀を代表しての発信ですのでルールに合わせ、
万人を満足・納得させるよう努力だと思うんです。
茶会はとってもコワイと思います。慢心は落とし穴と肝に命じてます。

流儀にとらわれず自分の場での自分の楽しみなら、自分がルールでいいと思います。
そのほうが自由で幅が広がりおもしろいわ。

>「綴代は角向こう」
千家茶の基本ルールですね。
「角向う、丸手前」という茶の考え方が何を根拠にいつ頃生まれたのかが気になります。
でもそれは一つの考え方であってすべてではないし、流儀によっては逆のところもありますし。

>知って違えるのも飾りとしては妙かと。
逆かどうかや紙釜敷が似合うか似合わないかとか考えませんでした。
ROKU3さんが何流ルールかわからないので、おいそれとは言えませんもの。

知っていて違えるのは、茶の湯では上級者レベルですよ。


みゃあくんのおかあしゃん
 難しいものですねえ~。
 いつも 葉摘みさまのところでは
たくさんのことを学習させて頂きます。
 
 
有る程度の所まで学んだ上で 
自分流というのが出来るように
なるといいなと思います。


nao
>葉摘み様
コメントの内容、よく分かりました。
それでも流儀に属している限り、「約束」に従うのは当然の勤めだと思っています。ただ盲目的にという事とは、違いますが・・・。「働き」はとても重要ですが、「約束」があっての「茶道」ですから。
自分は堀内宗完宗匠のご本を拝読して、固定観念にとらわれない事を目指してはいます。


nao
>葉摘み様
上記コメントは、お答えの内容に即してなくて申し訳ありません。
たまに自分が知る限りの「約束」外の道具を見かけるので・・・。ただ勉強を深めると、浅学を思い知る時があるので、そこは謙虚にと言うほどの意味なのです。

奥深い
小紋
 茶道のことを 読んで知る 本当にうれしく有難いです。
 門外漢ですので ふ-んそうなんだで 終わるのですが 
 意味のある扱いや おき方 とても勉強になります。


葉摘み
みゃあくんのおかあしゃんさま
ご相談にものるのでTPOや力量に合わせたアドバイスを心がけています。
が・・・ほんとうに見極めが難しい。

>有る程度の所まで学んだ上で、自分流というのが出来るように なるといいなと思います。
その通り!と大きな声で言いたい。
私の理想は明治の数寄者。
はるかに遠いから目指しガイがあるわ~


葉摘み
naoさま
naoさんには大きなところで茶の湯を見てもらいたいと期待しています。

流儀を名乗って会を開くときは、流儀代表というくらいの気持ちでいたいと思ってます。
その中でいかに自分らしさを出していくか・・

茶道具の中にはお茶を知らないで模倣で作られたものもありますね。
他の深い意味をこちらが推し量れないときもあります。
目利きも必要不可欠。これは経験しかないと痛感します。

いつかジックリお話が出来たらなぁ~


葉摘み
小紋さま
茶道を知らない方のほうが茶の湯の意味を知る、と感じることが多々あります。
素直にものを見るからでしょうね。
こちらも教えてもらうことがあります。

「茶の湯」と「茶道」は違うんです。

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コメント
この記事へのコメント
お説ごもっとも、です。
立礼なのに、結構迷う先生いますよね。
ただ、風炉の時期の果物なり動物なのに陶磁器だったり、その逆もあるので、それをどう使うかは勉強が必要かなと思ってます。
それは茶道文化検定でもでなかった・・・。
2010/09/05(Sun) 12:53 | URL  | nao #-[ 編集]
室礼と茶事
茶道をなさってる方は大いに気になるでしょうね、
設えも全て茶道の作法が正しいと。
以前お裏の支部長をされている方が来られ、三宝の飾りを見て、
「綴代は角向こう」といわれたのには参った。
これは神からみてを履違えているのではないかと。
私は知らない強み?で飾る場合あまり気にしません。
でも知った上でやるのが本来の姿ですので勉強はしますが・・

重陽でも莨盆が逆に・・これは置き間違い
床の間も陶器、しかもローゼット、紙釜敷では合いません。
古くは香炉と香合を一緒に置いたりしていたそうですが、それも理屈ですよね。
知って違えるのも飾りとしては妙かと。

初秋の花、あれは表記の通り「花の歳時記」から拝借したものです。
2010/09/05(Sun) 16:38 | URL  | ROKU3 #-[ 編集]
naoさま
う~ん、難しいんです。

迷わせるようで申し訳ないんですが・・・
風炉に陶器を使ってもいいんですよ。茶の湯の初期には決まり事がなかったんですから。
だから風炉に陶器香合を使うなら、室町時代以前の道具を出さなくちゃいけない。

今の道具に、昔はかまわなかったから・・と語らせるのは無理です。
今のルールで使用しなくてはかわいそうです。

道具をどう使うかは、どっちかというと感性、センスだと思います。
たくさん見て聞いて磨くしかない。
2010/09/05(Sun) 18:16 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
ROKU3さま
>設えも全て茶道の作法が正しいと。
公の場で設える場合は、流儀を代表しての発信ですのでルールに合わせ、
万人を満足・納得させるよう努力だと思うんです。
茶会はとってもコワイと思います。慢心は落とし穴と肝に命じてます。

流儀にとらわれず自分の場での自分の楽しみなら、自分がルールでいいと思います。
そのほうが自由で幅が広がりおもしろいわ。

>「綴代は角向こう」
千家茶の基本ルールですね。
「角向う、丸手前」という茶の考え方が何を根拠にいつ頃生まれたのかが気になります。
でもそれは一つの考え方であってすべてではないし、流儀によっては逆のところもありますし。

>知って違えるのも飾りとしては妙かと。
逆かどうかや紙釜敷が似合うか似合わないかとか考えませんでした。
ROKU3さんが何流ルールかわからないので、おいそれとは言えませんもの。

知っていて違えるのは、茶の湯では上級者レベルですよ。
2010/09/05(Sun) 19:20 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
 難しいものですねえ~。
 いつも 葉摘みさまのところでは
たくさんのことを学習させて頂きます。
 
 
有る程度の所まで学んだ上で 
自分流というのが出来るように
なるといいなと思います。
2010/09/06(Mon) 00:23 | URL  | みゃあくんのおかあしゃん #-[ 編集]
>葉摘み様
コメントの内容、よく分かりました。
それでも流儀に属している限り、「約束」に従うのは当然の勤めだと思っています。ただ盲目的にという事とは、違いますが・・・。「働き」はとても重要ですが、「約束」があっての「茶道」ですから。
自分は堀内宗完宗匠のご本を拝読して、固定観念にとらわれない事を目指してはいます。
2010/09/06(Mon) 09:07 | URL  | nao #-[ 編集]
>葉摘み様
上記コメントは、お答えの内容に即してなくて申し訳ありません。
たまに自分が知る限りの「約束」外の道具を見かけるので・・・。ただ勉強を深めると、浅学を思い知る時があるので、そこは謙虚にと言うほどの意味なのです。
2010/09/06(Mon) 09:19 | URL  | nao #-[ 編集]
奥深い
 茶道のことを 読んで知る 本当にうれしく有難いです。
 門外漢ですので ふ-んそうなんだで 終わるのですが 
 意味のある扱いや おき方 とても勉強になります。
2010/09/06(Mon) 19:11 | URL  | 小紋 #-[ 編集]
みゃあくんのおかあしゃんさま
ご相談にものるのでTPOや力量に合わせたアドバイスを心がけています。
が・・・ほんとうに見極めが難しい。

>有る程度の所まで学んだ上で、自分流というのが出来るように なるといいなと思います。
その通り!と大きな声で言いたい。
私の理想は明治の数寄者。
はるかに遠いから目指しガイがあるわ~
2010/09/06(Mon) 21:38 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
naoさま
naoさんには大きなところで茶の湯を見てもらいたいと期待しています。

流儀を名乗って会を開くときは、流儀代表というくらいの気持ちでいたいと思ってます。
その中でいかに自分らしさを出していくか・・

茶道具の中にはお茶を知らないで模倣で作られたものもありますね。
他の深い意味をこちらが推し量れないときもあります。
目利きも必要不可欠。これは経験しかないと痛感します。

いつかジックリお話が出来たらなぁ~
2010/09/06(Mon) 21:49 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
小紋さま
茶道を知らない方のほうが茶の湯の意味を知る、と感じることが多々あります。
素直にものを見るからでしょうね。
こちらも教えてもらうことがあります。

「茶の湯」と「茶道」は違うんです。
2010/09/06(Mon) 21:53 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
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