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茶の湯の敷居を低くしようと始めたはずなのに
だんだん分かることを前提とした、こむずかしい話をするようになってしまった・・・
初心者にやさしくなかったと、かなり反省

わかりやすく、知らないことを、丁寧に。

表千家・裏千家、ちがい・発見
まずは帛紗 色が違います。
これは表千家の帛紗(朱色)20061021162957.jpg

             これは裏千家の帛紗(あか)20061021163013.jpg
  20061021163030.jpg
こちらは男子用で流派の違いはありません。お歳を召した方が使用することもあります。
           20061021163050.jpg
前々回の“帛紗は四角ではない話”で言いましたが、三角に折るとこれ位違います。

つぎは扇子です 流派が長さでわかります。

20061021163106.jpg
左から、裏千家女子・表千家女子・裏千家男子・表千家男女兼用
違いがわかるよう裏千家は白竹扇子にしましたが漆塗もあります。
長さがこんなに違います。
左から、5寸(15cm)・5寸5分(16.5cm)・6寸(18.2cm)・6寸5分(20cm)

そして懐紙 流派の違いではなく男女の違い

左が女子用。右が男子用。20061021163201.jpg
               ずいぶん大きさが違うでしょ

こんなところも違います

20061021163122.jpg
お菓子の取り箸・黒文字の箸
上が表千家の6寸の箸。下が裏千家の8寸の箸。

                  20061021163142.jpg
箸の先も違います。上が「矢筈箸」。箸先が斜めに切ってあり表千家が使います。

なんとなくどの流儀でも同じジャン!って思ってたでしょ
どんな考えからこの形に進化したのか、店主には良く分かりません。
500年近くかけて彼らは歩いてきたのですから・・
いまも微妙に変わり続けているし・・・
微妙だからあまり気付かれないけどね

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【2006/10/21 18:01】 | 茶の湯のマナー
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kazumi
学生時代の恩師に「お嬢さんがた、お茶を習いなさい。茶道は総合芸術ですからご挨拶からお花、お料理とたしなみを習うのにうってつけです。」その教えに背いた私・・。
 40代半ばでも憧れの世界が葉摘みさんのお陰で近づいた気がします。日本人に生まれて良かったです。

シラナカッタァー
つなさらだ
いやでも初めてお稽古セット(別にそういう名前で売っているのではなくて、帛紗・古帛紗・扇子・懐紙・楊枝&楊枝入れ・懐紙挟み・数奇屋袋)を買うときに、お道具屋さんが「全部、裏千家で使えるのだから、あとは好みで選んで大丈夫だよ」という、そのときは聞き流していたけど、あれって意味があったのね。


グリーンホース
難しいなんて書いたものだから、何かすみません。
流派や男女でそれぞれの違いが判りました!
扇子の大きさで、流派を見分けるのは一見では難しそうですね。



マフィー
私が使っていた帛紗、確かに赤でした。
やっぱり表千家だと違う(朱色)だったんですね。
帛紗が四角でない・・・という話は、部活の時お茶の先生が教えてくださいました。
取り箸の話は知らなかったなぁ・・・。

表千家と裏千家、両方経験することで分かることも沢山あるんでしょうね。
やはり奥が深い・・・深すぎる!


葉摘み
kazumi さま
そうなんです!
花のことも、書道のことも、季節感も、礼儀作法も、相手への思いやりも・・・・・五感を刺激する総合芸術です。
でも基本は「おいしいお茶を一服差し上げる」がすべてです。
そのことを見失わないよう自分に言い聞かせてるのですが・・・
これがなかなか難しいのです。(;_;)

つなさらだ さま
後になってその意味がわかることって多いですよね。
でもどうしてそうなのかが分かると、身近に感じません?
「他の流儀との違いを見つけるのは、自分の流儀を見直すことになる。」と私の尊敬する先生が教えてくれました。

グリーンホース さま
いえいえ、ナニをおっしゃいますか!
おかげで目が覚めました。
気にして再訪問に来てくれて感謝です!

マフィー さま
キチンと読んでくれてありがとう。
少しは分かりやすかったですか?
これからも分かりやすく書いていくようにガンバルゾー、おー!

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この記事へのコメント
学生時代の恩師に「お嬢さんがた、お茶を習いなさい。茶道は総合芸術ですからご挨拶からお花、お料理とたしなみを習うのにうってつけです。」その教えに背いた私・・。
 40代半ばでも憧れの世界が葉摘みさんのお陰で近づいた気がします。日本人に生まれて良かったです。
2006/10/21(Sat) 22:03 | URL  | kazumi #-[ 編集]
シラナカッタァー
いやでも初めてお稽古セット(別にそういう名前で売っているのではなくて、帛紗・古帛紗・扇子・懐紙・楊枝&楊枝入れ・懐紙挟み・数奇屋袋)を買うときに、お道具屋さんが「全部、裏千家で使えるのだから、あとは好みで選んで大丈夫だよ」という、そのときは聞き流していたけど、あれって意味があったのね。
2006/10/21(Sat) 23:09 | URL  | つなさらだ #-[ 編集]
難しいなんて書いたものだから、何かすみません。
流派や男女でそれぞれの違いが判りました!
扇子の大きさで、流派を見分けるのは一見では難しそうですね。
2006/10/22(Sun) 00:47 | URL  | グリーンホース #-[ 編集]
私が使っていた帛紗、確かに赤でした。
やっぱり表千家だと違う(朱色)だったんですね。
帛紗が四角でない・・・という話は、部活の時お茶の先生が教えてくださいました。
取り箸の話は知らなかったなぁ・・・。

表千家と裏千家、両方経験することで分かることも沢山あるんでしょうね。
やはり奥が深い・・・深すぎる!
2006/10/22(Sun) 09:10 | URL  | マフィー #/pdu0RA.[ 編集]
kazumi さま
そうなんです!
花のことも、書道のことも、季節感も、礼儀作法も、相手への思いやりも・・・・・五感を刺激する総合芸術です。
でも基本は「おいしいお茶を一服差し上げる」がすべてです。
そのことを見失わないよう自分に言い聞かせてるのですが・・・
これがなかなか難しいのです。(;_;)

つなさらだ さま
後になってその意味がわかることって多いですよね。
でもどうしてそうなのかが分かると、身近に感じません?
「他の流儀との違いを見つけるのは、自分の流儀を見直すことになる。」と私の尊敬する先生が教えてくれました。

グリーンホース さま
いえいえ、ナニをおっしゃいますか!
おかげで目が覚めました。
気にして再訪問に来てくれて感謝です!

マフィー さま
キチンと読んでくれてありがとう。
少しは分かりやすかったですか?
これからも分かりやすく書いていくようにガンバルゾー、おー!
2006/10/22(Sun) 23:14 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
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