本年度の茶の湯勉強会が始まりました。

初めは故・林左馬衛先生がガンで亡くなられる直前までの、
限られた時間を使った「命の講義」でした。
その後、長野垤志先生を講師に迎え、続けられています。
昨日はその第一回目。 (年四回開催)

欠けていたピースがずいぶん埋まり、ものすごく心動かされました。


資料は「喫茶往来」という文献です。
これは延暦寺の学僧であった玄惠法印(~1350)の手紙です。
その内容を紐解きながら、縦横に話が広がって行きます。

「昨日茶会會無光臨之条」 と始まります。
利休が現れる二百年くらい前の茶会の様子を書き記した内容です。

「好士漸來」「初水繊酒三獻」「然後以山海珍物勸飯」
茶懐石というよりも宴会のようです。
当時において山海珍物などを食せるのは、かなりの特権階級でしょう。

「卓懸金襴」「置胡銅之花瓶」「机敷錦繍」
道具もきらびやかなものだった事が伺われます。

「茶壷各栂尾高尾之茶袋」
その百年ほど前に栄西禅師により中国からもたらされた茶の木は、
最初栂尾に植えられ、その木が宇治へ三河へと広まって行きます。
当時栂尾で取れたものこそが「茶」なのです。

「會衆列坐之後。亭主之息男獻茶菓。左提湯瓶。右曳茶筅」
京都の建仁寺や鎌倉の建長寺で今も行われているところの
「四ッ頭茶会」に様子が似ています。
今様の茶会の古い形態を具体的に残す茶会が四ッ頭茶会と、知っても
いまひとつピンと来なかったのですが、しっかり実感できました。

「或四種十服之勝負」
茶礼のあと、今で言う「茶カブキ」「闘茶」を楽しんでいたようです。

「式歌式舞。一座之興。又絃又管。驚四方之聴」
茶を楽しんだ後はまた酒や珍味を楽しみ、そこで上の様子。
集まった面々は、歌もでき、舞もでき、楽も奏でられる。
ということはかなりの知識階級であったことがうかがわれます。
茶は薬用でもありましたが、高級嗜好品であったということも裏付られます。


茶の湯の様式が利休によって確立される二百年も前に
すでに抹茶を楽しんでいたという事実。

特権階級の宴席には、抹茶を飲むということが組み込まれていたという事実。

かなり新鮮な驚きでした。



最初は漢字ばかりの文面に (漢文だから当り前か・・汗)
目が断固拒否してしまって、全く立ち向かえませんでした。

当時の時代背景や庶民の暮らしなどを交えながらの先生の講義は
時代の景色が見えてきて、その時代にタイムスリップするというか・・・

漢文もジッと見ていると分かるようになってきました。
でも、「喫茶往来」を文献だけで理解しようとするのは・・・店主には無理っ!


まだまだ書き切れないので、明日に持ち越します。
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【2008/06/02 18:20】 | 茶道のこと
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すずめ
久しぶりのコメントです。
お勉強されてきたのですね。出来れば平仮名を小さく振っていただけないでしょうか?
(難しい字PCで出るんですね
きっとそれを読んでもナンノコッチャですが・・・・
あたなの感じたものをもう少し引き寄せてみたいのです。


葉摘み
すずめさま
お勉強してきました。
すずめちゃんもがんばってますね。

>出来れば平仮名を小さく振っていただけないでしょうか?
<あぁ・・・読めません。(恥
 なんとなくわかるって感じです。
 中国語のように漢字から感じてます。

一緒に漢字から想像して下さい。・・(情けない)

でもありがとう。気持ちうれしかったよ。


なんか興奮されているのが伝わってきますね。

随分前に、京都の栂ノ尾高山寺に行った時、
「日本最古の茶園」というのを見ました。
その時はピンときませんでしたが、
あれが“本当の”お茶だったのですねぇ。

リンクありがとうございます。


ちょきたら
漢文の授業を思い出しました(笑)
あの頃もっと勉強していれば・・・(^^ゞ

 でも確かに漢字だけ読んでも、昔の茶会は
宴会に近いものだったようですね。
型にはまっていなくて楽しそう♪



葉摘み
悠さま
ご連絡が遅くなりました。無事オンチのわたしでも出来ました。(笑

もう・・内容が濃くて文面にしきれません。
織田信長(悠さんを意識^^;)がどんなに茶の湯の環境に深く関わったか、までいきたかったのですが、明日に持越しです。
・・・明日もそこまでいけるかなぁ・・・

こうして書くと整理整頓しっかり覚えます。
復習ノートだね。(笑


葉摘み
ちょきたらさま
思い出しました?
国語・歴史・英語・・文系は超苦手でした。
理系の体育会系。
当然漢文の授業なんかチンプンカンプン。

その私が茶の湯に関わったおかげで歴史が面白くなってます。
でもね。載せた文は抜書きで、資料はびっしりたっぷり漢字が並んでるだけ。
目が、見たくないの!やめて!と言うのを必死に説得し・・・なかなか興味深い文でした。
(注)読んだらではなく、見てたらです。


ひげ
葉摘みさん おはようございます。

文字ばかりの記事を書けるということは・・・なかなか出来ません。おっちゃんなんか・・・その典型・・・見習います。


葉摘み
ひげさん雨です。
ひげさんはほめ上手ですね。
ひげさんに育てられたら、きっと素直な良い子に育ちます。

新しく仕入れた驚きをみんなに伝えたい、と思いが先走ってしまって。

字ばっかりって、読み手には根性いるよね。
ありがとう。

管理人のみ閲覧できます
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葉摘み
鍵コメさま
ほんのささやかな気持ちです。
何も出来ませんので・・・


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コメント
この記事へのコメント
久しぶりのコメントです。
お勉強されてきたのですね。出来れば平仮名を小さく振っていただけないでしょうか?
(難しい字PCで出るんですね
きっとそれを読んでもナンノコッチャですが・・・・
あたなの感じたものをもう少し引き寄せてみたいのです。
2008/06/02(Mon) 21:02 | URL  | すずめ #KLtzAfy.[ 編集]
すずめさま
お勉強してきました。
すずめちゃんもがんばってますね。

>出来れば平仮名を小さく振っていただけないでしょうか?
<あぁ・・・読めません。(恥
 なんとなくわかるって感じです。
 中国語のように漢字から感じてます。

一緒に漢字から想像して下さい。・・(情けない)

でもありがとう。気持ちうれしかったよ。
2008/06/02(Mon) 22:15 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
なんか興奮されているのが伝わってきますね。

随分前に、京都の栂ノ尾高山寺に行った時、
「日本最古の茶園」というのを見ました。
その時はピンときませんでしたが、
あれが“本当の”お茶だったのですねぇ。

リンクありがとうございます。
2008/06/02(Mon) 22:35 | URL  | 悠 #eTepjHG.[ 編集]
漢文の授業を思い出しました(笑)
あの頃もっと勉強していれば・・・(^^ゞ

 でも確かに漢字だけ読んでも、昔の茶会は
宴会に近いものだったようですね。
型にはまっていなくて楽しそう♪
2008/06/02(Mon) 23:05 | URL  | ちょきたら #-[ 編集]
悠さま
ご連絡が遅くなりました。無事オンチのわたしでも出来ました。(笑

もう・・内容が濃くて文面にしきれません。
織田信長(悠さんを意識^^;)がどんなに茶の湯の環境に深く関わったか、までいきたかったのですが、明日に持越しです。
・・・明日もそこまでいけるかなぁ・・・

こうして書くと整理整頓しっかり覚えます。
復習ノートだね。(笑
2008/06/03(Tue) 00:05 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
ちょきたらさま
思い出しました?
国語・歴史・英語・・文系は超苦手でした。
理系の体育会系。
当然漢文の授業なんかチンプンカンプン。

その私が茶の湯に関わったおかげで歴史が面白くなってます。
でもね。載せた文は抜書きで、資料はびっしりたっぷり漢字が並んでるだけ。
目が、見たくないの!やめて!と言うのを必死に説得し・・・なかなか興味深い文でした。
(注)読んだらではなく、見てたらです。
2008/06/03(Tue) 00:19 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
葉摘みさん おはようございます。

文字ばかりの記事を書けるということは・・・なかなか出来ません。おっちゃんなんか・・・その典型・・・見習います。
2008/06/03(Tue) 06:12 | URL  | ひげ #-[ 編集]
ひげさん雨です。
ひげさんはほめ上手ですね。
ひげさんに育てられたら、きっと素直な良い子に育ちます。

新しく仕入れた驚きをみんなに伝えたい、と思いが先走ってしまって。

字ばっかりって、読み手には根性いるよね。
ありがとう。
2008/06/03(Tue) 13:08 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2008/06/03(Tue) 22:30 |   |  #[ 編集]
鍵コメさま
ほんのささやかな気持ちです。
何も出来ませんので・・・
2008/06/04(Wed) 00:31 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
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