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今夜も風が強い。また寒さが戻るという。
昨日は雨水。水ぬるみ草木芽吹くとは良く言ったもの。
いや、それ以上の暖かさ。
こりゃ咲かねば!と、芽吹き桜を惑わせるかと心配なほど。
これが三寒四温か。

マンサクが黄色のリボンをほどき始めたので、
いつものフレーズをお届けします。
先ず咲くマンサク マンサクと雪柳
そして旧暦二月に入り、仲春となりました。

九日からだから、二週間くらいご無沙汰をしてしまいました。
ワタワタと日ばかり無駄に過ごしておりました。
ほんとに申し訳ございません。
茶事の報告は?・・・と楽しみにしてらっしゃる方に。

始めに言うと、心から十分に満喫しました。
裏千家の方と知る淡々斎詠む画賛が寄付きに掛かり
手入れが行き届きしっとり濡れた路地から小間に入ると
烏丸光廣の軸が迎え、釜はしっかり濡れている。
数寄の茶事です。もうワクワクしかない!!

懐石は取り回しで出され、うれしいこと。
八寸の千鳥は省略ですが、亭主が歓談しつつ酒を勧める。
料理はとんとんと運ばれ、ムダに時間がかからない。
すべてに量がよろしくて、御座のお茶を邪魔しない。
これはとても重要なことと、客の立場で再確認しました。

中立の後、濃茶が始まる。
各服点てでしたが、茶碗をたくさん拝見できて得した気分になる。
亭主がゆったりとリラックスしているからかも。お手本になるわ~

お薄は広間に移り、亭主も入って道具の拝見所望に答えたり
歓談したりと、美味しく茶をいただきながら和気あいあいに過ごす。

すべてに亭主の心入れが行き届き、しかもそれがさりげなく
客は楽しいしかない。さすがと感服。

11時に席入りし、門を出れば15時。
4時間しか経っていないことにビックリ!
ゆったりと茶事を満喫し、楽しかった余韻しかないのは?と
帰路、同行の茶友と語り合う。
1、懐石料理の量がよい。
    最後の主菓子が入らないほどに出されるとつらい。
2、懐石に時間がかからない。
    時間が長いとお茶の頃には足もつらいし疲れてくる。
3、懐石、点前のやり方ではなく、どう茶事を運ぶか。
    良い道具と手の込んだ懐石あれば、というモノではない。

やはり客を疲れさせないことに尽きると思う。
どんなに美味しい茶が出ても、早く終わらないかと思ってしまう。
心を砕いて設えても、道具はかすみ、疲れを語る。

茶事はお茶の事。美味しいお茶を差し上げることに尽きる。
ほんとうに勉強になりました。


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【2023/02/20 23:28】 | お茶事のこと
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