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昨日は「有楽流正伝会」献茶式に行ってきました。

流祖・織田有楽斎(おだうらくさい)の江戸屋敷があったので、
それに因み「有楽町」の帝国ホテルが会場。

帝国ホテルの四階に立派な茶室「東光庵」があるのをご存知ですか?

4階は宴会場がある階なので、昨日は結婚披露宴ラッシュ!!
結婚式のドレスや江戸褄姿が華やかに行き交う中を進みます。

宴会場と同じ様式のドァを開けると・・・・・
“どこでもドァ~”って感じで、そこに正式の茶席が現れます。
ちゃんと玉砂利に敷石が点々とあるし、水の流れるツクバイはあるし・・・
何よりビックリ!庭木の植わった立派な茶庭があるんです。
                 (都会のホテル4階ですよ!)

初めて行ったときは、本物の“どこでもドァ~”だと思いましたね。
外は華やかな喧騒が、内はシットリした静寂が・・・頭の平衡感覚がクラクラ!

「織田如庵有楽斎・誕生四六〇年茶会」に来賓としてご招待いただきました。
流儀お好みの抹茶をご用意させていただいている関係です。

織田有楽斎(おだうらくさい)は織田信長の弟です。
信長の知的部分を支えた人物で、茶道が政権と複雑に絡み合っていた時代。
「本能寺の変」前日におこなわれた茶会にも係っていました。

記念誌を読ませていただくと「豊臣秀吉」「徳川家康」もちろん「織田信長」
別の角度から歴史を読むのはとてもおもしろい!

有楽流は武家茶道になります。献茶
千家茶道と違いがたくさんあって興味は尽きません! (流祖有楽斎への献茶様式)

挨拶も違うし、帛紗の付ける位置も違うし、茶筅は白綴じの止節だし
柄杓は引き柄杓しかしない! 足の運びも全然違う!!

来賓なので一等席で献茶を拝見でき、食い入るように所作を見てまいりました。
ほんとうにいい勉強が出来ました。 
ありがたいことです!
 記念品は流儀の宮中儀礼用帛紗 記念品
  宮中儀礼用
手に入らない貴重な品をいただきました。

桶川在住の釜師・長野新さんをご案内したのですが
茶会の後、行こうと思っていた蒔絵の展示会にもお誘いし
とてもワクワクする出会いがありました。 (kazumiちゃんのおかげです)
その話はまた明日。。。手付き瓢籠にいれる

   ヒメシャラ (別名・小夏椿)
ヒメシャラが咲き出しました。可憐で高貴な一日花です。
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【2007/06/04 17:52】 | お茶会のこと
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ワクワク!楽しみにしてますよ。
kazumi
帝国ホテルに茶室があるとは初耳です。異空間ですね。
最初の写真にお花が並んでいるのも興味深いです。
蒔絵の先生にお会いできましたか?
また続きをお聞かせ下さい。


ひげ
荒ぶる大名はお茶に何を求めていたのでしょうか・・・・?。

葉摘みさんは、どこの時代におられても風のような方なんでしょうか・・・!?。


ちょきたら
 織田有楽斎の名は知っていましたが、
有楽流の始祖になるのですね(@_@)
うーん、歴史に詳しくならないといけませんね。

 掛け軸の前にならんでいる花は、菊ですか?
茎や葉がないのは何故なんでしょうね。
 
 武家茶道。よく言葉は聞きますが、
全く知らないので興味あります。
所作はやはり千家よりさらに男性的なのですか?
着物も違うのですか?

 うーん、一度ちらっと見てみたいv-10
  (帝国ホテルのお茶室も!)
貴重な写真、ありがとうございます。
勉強になります。



葉摘み
kazumiさま
こんな献茶の様式ははじめて見ました。
25個の白い花は仏様の数だそうです。写真がボケてよくわからないけど丸三宝に昆布と熨斗アワビと山栗が乗ってました。
興味深いです。知らないことを知るのって楽しい♪

着物を着ていったので老先生が自らご説明下さいました。
うれしい誤解でした。ありがたいことです。
「どうぞ触って見て下さい」と言って頂き、触り放題解禁!堪能堪能!

ひげさん
教科書で習った歴史はクソ面白くなかったけど、お茶がらみで知っていくとほんとに面白いです。
生臭い人物像が見えてきます。

茶室って今で言う「政治家の高級料亭談合」みたいな役割をしてたんですよ。
茶道って知識階級の証しだったし、茶会はステータスの証明の場だったし、流儀は党派みたいなもんでした。
ねっ、なかなか面白いでしょ!

ちょきたらさま
いろいろな流儀の時代背景を知っていくと面白いですね。
武家茶も楽しいですよ~。
興味があるなら今度ご案内します。
知っているだけでも、御家流(家康)・鎮真流・織部流・小堀遠州流etcetc
男性の着物もちょっと違いますね。紋付羽織袴だったりします。千家は着流しじゅっとく姿ですものね。

ほんと茶の湯って飽きません!


グリーンホース
ホテルに茶室とはっ!
意外なところで、いいかもしれませんねっ!
460年茶会、名前から凄いですね。


葉摘み
グリーンホースさま
ほんとに、茶室とはっ!です。実感です(笑
タイムスリップした気分を味わいました。迷い込んだ気分!ってやつ?!


ひげ
葉摘みさん おはようございます。

なるほどなぉ・・・で利休さんはいかなる方だったんでしょう。 ますますわからなくなってきました。笑)


つなさらだ
私も昔先生のお祝いのお手伝いで、帝国ホテルのお茶室で半東しに行ったことありまーす。
ビルの屋上とは思えない茶室ですよね。


葉摘み
ひげさん
利休さんは堺の商人。やり手でした。
時代の波に乗り、無骨な武士に茶を教え成り上がっていきました。
何しろお茶が出来なければ出世にも影響したんですから。武士も必死ですわ。
茶会を開こうと思っても、チャンバラしかやってないから茶道具を見る目がない。
利休が見立てたというと、蕎麦屋の茶碗も立派な茶道具!(実際「蕎麦茶碗」という有名な茶碗があります)
あまりにも実権を持ちすぎたため、秀吉の怒りをかって切腹させられたというエキセントリックな時代の寵児です。

利休を神様のように思ってる人が読んだら怒られるかな~

つなさらださま
行ったことがあるんだぁ~
まさに異空間だよね。「なだ万」のお昼が付いていて美味しかったのー!

まるで違うんですね。
まな。
帝国ホテルにお茶室があるのも知りませんでしたし、
武家茶道は言葉を聞いたことがあるだけで
全くどういうものか知らなかったので、新鮮です。

同じ茶道のはずなのに、まるで違うという様子に
驚きました。
男性的な厳しさというか、飾り気のない質素さというか、
うまくいえませんが、そういうものを感じます(武家茶道だから、という先入観があるのかな・・・)。

色々な茶道があるんだ~と知っただけでも勉強になりました。



葉摘み
まなさま
関東圏在住ならまなちゃんもご案内しますよ。
体験することは教えてもらうよりず~っと得るものがあります。
茶道って他の世界も知っていくと、さらに楽しいんです。


管理人のみ閲覧できます
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コメント
この記事へのコメント
ワクワク!楽しみにしてますよ。
帝国ホテルに茶室があるとは初耳です。異空間ですね。
最初の写真にお花が並んでいるのも興味深いです。
蒔絵の先生にお会いできましたか?
また続きをお聞かせ下さい。
2007/06/04(Mon) 22:27 | URL  | kazumi #-[ 編集]
荒ぶる大名はお茶に何を求めていたのでしょうか・・・・?。

葉摘みさんは、どこの時代におられても風のような方なんでしょうか・・・!?。
2007/06/04(Mon) 22:39 | URL  | ひげ #-[ 編集]
 織田有楽斎の名は知っていましたが、
有楽流の始祖になるのですね(@_@)
うーん、歴史に詳しくならないといけませんね。

 掛け軸の前にならんでいる花は、菊ですか?
茎や葉がないのは何故なんでしょうね。
 
 武家茶道。よく言葉は聞きますが、
全く知らないので興味あります。
所作はやはり千家よりさらに男性的なのですか?
着物も違うのですか?

 うーん、一度ちらっと見てみたいv-10
  (帝国ホテルのお茶室も!)
貴重な写真、ありがとうございます。
勉強になります。
2007/06/04(Mon) 23:38 | URL  | ちょきたら #-[ 編集]
kazumiさま
こんな献茶の様式ははじめて見ました。
25個の白い花は仏様の数だそうです。写真がボケてよくわからないけど丸三宝に昆布と熨斗アワビと山栗が乗ってました。
興味深いです。知らないことを知るのって楽しい♪

着物を着ていったので老先生が自らご説明下さいました。
うれしい誤解でした。ありがたいことです。
「どうぞ触って見て下さい」と言って頂き、触り放題解禁!堪能堪能!

ひげさん
教科書で習った歴史はクソ面白くなかったけど、お茶がらみで知っていくとほんとに面白いです。
生臭い人物像が見えてきます。

茶室って今で言う「政治家の高級料亭談合」みたいな役割をしてたんですよ。
茶道って知識階級の証しだったし、茶会はステータスの証明の場だったし、流儀は党派みたいなもんでした。
ねっ、なかなか面白いでしょ!

ちょきたらさま
いろいろな流儀の時代背景を知っていくと面白いですね。
武家茶も楽しいですよ~。
興味があるなら今度ご案内します。
知っているだけでも、御家流(家康)・鎮真流・織部流・小堀遠州流etcetc
男性の着物もちょっと違いますね。紋付羽織袴だったりします。千家は着流しじゅっとく姿ですものね。

ほんと茶の湯って飽きません!
2007/06/05(Tue) 00:36 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
ホテルに茶室とはっ!
意外なところで、いいかもしれませんねっ!
460年茶会、名前から凄いですね。
2007/06/05(Tue) 00:36 | URL  | グリーンホース #-[ 編集]
グリーンホースさま
ほんとに、茶室とはっ!です。実感です(笑
タイムスリップした気分を味わいました。迷い込んだ気分!ってやつ?!
2007/06/05(Tue) 00:52 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
葉摘みさん おはようございます。

なるほどなぉ・・・で利休さんはいかなる方だったんでしょう。 ますますわからなくなってきました。笑)
2007/06/05(Tue) 05:45 | URL  | ひげ #-[ 編集]
私も昔先生のお祝いのお手伝いで、帝国ホテルのお茶室で半東しに行ったことありまーす。
ビルの屋上とは思えない茶室ですよね。
2007/06/05(Tue) 05:54 | URL  | つなさらだ #-[ 編集]
ひげさん
利休さんは堺の商人。やり手でした。
時代の波に乗り、無骨な武士に茶を教え成り上がっていきました。
何しろお茶が出来なければ出世にも影響したんですから。武士も必死ですわ。
茶会を開こうと思っても、チャンバラしかやってないから茶道具を見る目がない。
利休が見立てたというと、蕎麦屋の茶碗も立派な茶道具!(実際「蕎麦茶碗」という有名な茶碗があります)
あまりにも実権を持ちすぎたため、秀吉の怒りをかって切腹させられたというエキセントリックな時代の寵児です。

利休を神様のように思ってる人が読んだら怒られるかな~

つなさらださま
行ったことがあるんだぁ~
まさに異空間だよね。「なだ万」のお昼が付いていて美味しかったのー!
2007/06/05(Tue) 17:21 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
まるで違うんですね。
帝国ホテルにお茶室があるのも知りませんでしたし、
武家茶道は言葉を聞いたことがあるだけで
全くどういうものか知らなかったので、新鮮です。

同じ茶道のはずなのに、まるで違うという様子に
驚きました。
男性的な厳しさというか、飾り気のない質素さというか、
うまくいえませんが、そういうものを感じます(武家茶道だから、という先入観があるのかな・・・)。

色々な茶道があるんだ~と知っただけでも勉強になりました。
2007/06/05(Tue) 19:54 | URL  | まな。 #FVwvSS3E[ 編集]
まなさま
関東圏在住ならまなちゃんもご案内しますよ。
体験することは教えてもらうよりず~っと得るものがあります。
茶道って他の世界も知っていくと、さらに楽しいんです。
2007/06/05(Tue) 20:22 | URL  | 葉摘み #-[ 編集]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2007/06/06(Wed) 00:05 |   |  #[ 編集]
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