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今日は定休日。特養ボランティアの日でもある。
着物を着ていくと受けがいい。とても喜ばれる。

呈茶後、今日もみなさんと雑談。
焚付けとか、味噌蔵とか、、仕立ての運針とか、等々
そんな昔話でお年寄りの表情が生き生きしてくる。
ほんの5、60年前のことだけど、今より豊かな暮らしだったなぁ。
必要とされてることは、生きる証に繋がっているとしみじみ思う。
今日も勉強させていただきました。


話変わって帰りの車中、お嬢2が箱表の木地目のことを聞いてきた。
「縦でよかったんだよね。」
「棗や菓子盆なんかは横だから迷ってしまう。」

木地目を縦にするか横にするか。
確かに茶碗なんかの道具箱は縦目にします。
でも水屋手伝いに行くと、時々蓋を横目にしているのに出会う。
きっと茶道具は横目に扱うと教わり、それを実行したと推察できる。

確かに棗や干菓子器、お盆などは木地目を横にして扱います。
でも、茶箱は?茶通箱は? そう、縦目ですよね。

箱の表は縦目にする。
長方形状のものは長辺を木地目にする、とルールが見えた。
木地目を通したほうが強度があるから、と気づく。

個々の扱いとして覚えるのではなく、ルールを覚える。
そのルールを自分で見つけたりすると、更にしっかり覚える。

昔の人は経験から扱い方を決めた。
その方が丈夫とか、壊れにくいとか、使いやすいとか。

扱いから理由が抜けて、形だけ今に伝わっているから迷う。

どういう理由かに思いを巡らすことは面白い。
縛られない心で常に見たいと思う。

今日は旧暦10月最初の亥の日でもある。数寄屋侘助
江戸中後期頃から新暦になるまで、炉を開く目安の日です。
なぜ亥の日に炉を開くこととなったか。

なんにでも疑問を持つのは良いことだと思う。
なんにでも理由があるのだから。


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【2018/11/15 23:04】 | 茶道のこと
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