巻紙でいただく茶事のご案内は、正式なお招きのことが多いです。
事前に口頭で擦り合わせはするのですが、
巻紙が自宅に届いたところから茶事は始まっているのです。

手紙の内容から、どんな趣旨のお招きか読み取っていきます。
末に相客がつらつらと書いてある場合は、
その順番に座ることになります。
頭に書いてある方が正客、末に書いてある方が詰です。
当人は事前に頼まれているので承知しています。

会費を書いていないことが多いので、正客の指示に従います。
たとえばお祝いの茶事の場合は金額が多くなり、
常の茶事は付き合いの度合いで。
また、
裏にプロの料理人が入る場合は大体一人前に一万円位かかるので
それもお包に考慮します。
水屋見舞を付けるか、台を付けるかも正客の指示に従います。
だれも持って行かないのに、まして正客でもないのに
付けるのは相客に失礼だと思います。
正客だけは付ける・・は、ありですが。

相客は正客からの連絡を待ちます。
近くなっても連絡がないときは、
「わかりませんのでご指示ください」とお願いします。

いくら包むかが決まれば、あとは着物を選び
ワクワクして当日を待つまで・・・・・ですね。


お稽古茶事でも、ここからやってほしいと思うのですが。

そうそう、いただいた手紙は、自分が茶事をしたいと思った時の
貴重な資料となりますので、大事に取っておいてください。
「茶会の手紙」という虎の巻本もありますが、
生きた資料にはかないません。
なにしろいただいたときの感触が、リアルに感じられますから。

実践で覚えていくのが一番!!


店を彩る梅の花。梅
なんと桜も咲いてあり。桜


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【2015/02/24 22:00】 | お茶事のこと
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滴水
管理人さま
すっかりカキコミが無沙汰となり、失礼しておりますが、毎回楽しみに拝読いたしております。

此度、私も数年振りに茶事を開くこととなり、案内状の時点でふと考えたのですが、「正式の茶事は巻紙で」なのは何故なのでしょう?
お教え願えれば、幸いです。

私は、古きを想い、折紙でご案内差し上げるようしております。
お客様からは、変な案内状が着た、くらいに思われてるかも知れませんが(汗)




店主の葉摘み
滴水さま
いつもご来訪いただいているようで、うれしく存じます。

昔の手紙は巻紙でしたので、それに倣っております。
茶の湯関係でいただくお招きは、ほぼ巻き紙でした。

折紙のご案内は初めてですし、いただいたこともありませんので、
私には何とも言えません。ごめんなさい。


滴水
葉摘みさま

ご返信いただきありがとうございます。

茶の湯の消息について、案外に折り紙形式の物を切り貼りして掛軸に仕立てた物を散見するので、時代によるものなのか、相手の格によるものなのか疑問に思い、お尋ねいたしました。
もう少し勉強してみます。




店主の葉摘み
滴水さま
ハッキリしたお答えが出来ず申し訳ございません。

滴水さんの疑問が解けたら教えてください。
よろしくお願いいたします。


滴水
葉摘みさま
ご返信ありがとうございます。

あれこれ調べてみていますが、手紙とは何か?から始まり、なかなかに奥深く、未だよく判らない…というのが本音です(汗)

長くなるので、分割で書くことをお許しください。


まず、手紙とは「手に持って書く紙」を意味し、
元来、二枚を重ねて手に持ち、二枚目を台紙として書く様式が
平安末期までには完成したようです。
現在も手紙1枚は失礼なので同紙をもう一枚入れるのが礼儀、とされるのは、この名残なんだとか。

書体も、手に持って書くために書き易い行書・草書が発達し、
楷書は、養老令のうち「公式令(くしきりょう)」に公文書・典籍は楷書で書くことが定められ、
机上などに置いて書く必要があったため、
書体も机も、そのための特別な書体であり家具あるいは文箱など文房具を置く台である、との認識であったようです。




店主の葉摘み
滴水さま
いろいろと調べられましたね!
疑問を持つって、興味がないとできないし
そのままにしない姿勢が素晴らしいと思います。

手紙ってフレーズだけで、こんなに広がる!
茶の湯創世記、貴人・書院の時代から・・・ 面白いです。




滴水
葉摘みさま

手紙については、他者異論もあり、全体像が未だ掴めません。

「折紙」とは、横長にして天地を折り重ね、折り目を下にして書くために付いた名称。
一枚目を書いたら、そのままひっくり返して文を続けるため、広げて見ると上下が逆さまになる。
これには別に、
左右を折り重ねる竪折紙(たておりかみ)があり、どちらも上記「手紙」が二枚を重ねて書く様式を簡略化(省資源化?)した形式で、これも鎌倉期までには登場し、室町期には正式な文書として扱われたようです。

品質を保証する「折紙付き」もここから来ています。


全てをじっくりと見た訳ではないので、取りこぼしもあるかと思いますが、
『利休の手紙』(小松茂美著)や図録等を繰ってみると、天正19年2月14日付の松井康之宛礼状や年号不明の細川藤孝宛が折紙形式でした。

松井康之宛礼状は、堺へ送られる利休を、古田織部と細川忠興が見送りに来ていて驚いたとの内容で有名ですね。




滴水
長々と失礼します。

「巻紙」について、現在のサイズの巻紙が登場するのは、どうも江戸中期頃のようです。

巻紙は、折紙を二枚に切り離した紙を、表面を外側にして巻くことで、手に持つ際の台紙とした様式。
2枚の巻紙を糊付けした「継紙」もあり、こちらは長文の手紙に使用した様子。

「折紙」「巻紙」どちらも最初は二枚を重ねて書く手紙を簡略化した様式として発生し、時代が下るとともに一般化、江戸時代末期には公文書としても用いられるようになったようです。



店主の葉摘み
滴水さま
お返事遅くなり申し訳ございません。

大変興味深く拝読いたしました。
時代が古いほど紙は貴重であった事や、
徐々に需要拡大と技術向上により量産できるようになっていく過程を重ね合わせ
想像していくととても面白いです。
古筆の勉強会の中で目にしたものに、時代を重ね合わせて想いを馳せると
紙の様式も様々に変化していったのでしょうね。

軸装された古い手紙などを目にする時に、もう一歩深く鑑賞出来るような気が致します。
お教え、ありがとうございました。

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コメント
この記事へのコメント
管理人さま
すっかりカキコミが無沙汰となり、失礼しておりますが、毎回楽しみに拝読いたしております。

此度、私も数年振りに茶事を開くこととなり、案内状の時点でふと考えたのですが、「正式の茶事は巻紙で」なのは何故なのでしょう?
お教え願えれば、幸いです。

私は、古きを想い、折紙でご案内差し上げるようしております。
お客様からは、変な案内状が着た、くらいに思われてるかも知れませんが(汗)

2015/03/22(Sun) 16:05 | URL  | 滴水 #0IRiZnjk[ 編集]
滴水さま
いつもご来訪いただいているようで、うれしく存じます。

昔の手紙は巻紙でしたので、それに倣っております。
茶の湯関係でいただくお招きは、ほぼ巻き紙でした。

折紙のご案内は初めてですし、いただいたこともありませんので、
私には何とも言えません。ごめんなさい。
2015/03/23(Mon) 21:05 | URL  | 店主の葉摘み #-[ 編集]
葉摘みさま

ご返信いただきありがとうございます。

茶の湯の消息について、案外に折り紙形式の物を切り貼りして掛軸に仕立てた物を散見するので、時代によるものなのか、相手の格によるものなのか疑問に思い、お尋ねいたしました。
もう少し勉強してみます。

2015/03/24(Tue) 14:23 | URL  | 滴水 #0IRiZnjk[ 編集]
滴水さま
ハッキリしたお答えが出来ず申し訳ございません。

滴水さんの疑問が解けたら教えてください。
よろしくお願いいたします。
2015/03/24(Tue) 21:28 | URL  | 店主の葉摘み #-[ 編集]
葉摘みさま
ご返信ありがとうございます。

あれこれ調べてみていますが、手紙とは何か?から始まり、なかなかに奥深く、未だよく判らない…というのが本音です(汗)

長くなるので、分割で書くことをお許しください。


まず、手紙とは「手に持って書く紙」を意味し、
元来、二枚を重ねて手に持ち、二枚目を台紙として書く様式が
平安末期までには完成したようです。
現在も手紙1枚は失礼なので同紙をもう一枚入れるのが礼儀、とされるのは、この名残なんだとか。

書体も、手に持って書くために書き易い行書・草書が発達し、
楷書は、養老令のうち「公式令(くしきりょう)」に公文書・典籍は楷書で書くことが定められ、
机上などに置いて書く必要があったため、
書体も机も、そのための特別な書体であり家具あるいは文箱など文房具を置く台である、との認識であったようです。

2015/04/02(Thu) 14:55 | URL  | 滴水 #0IRiZnjk[ 編集]
滴水さま
いろいろと調べられましたね!
疑問を持つって、興味がないとできないし
そのままにしない姿勢が素晴らしいと思います。

手紙ってフレーズだけで、こんなに広がる!
茶の湯創世記、貴人・書院の時代から・・・ 面白いです。

2015/04/03(Fri) 18:59 | URL  | 店主の葉摘み #-[ 編集]
葉摘みさま

手紙については、他者異論もあり、全体像が未だ掴めません。

「折紙」とは、横長にして天地を折り重ね、折り目を下にして書くために付いた名称。
一枚目を書いたら、そのままひっくり返して文を続けるため、広げて見ると上下が逆さまになる。
これには別に、
左右を折り重ねる竪折紙(たておりかみ)があり、どちらも上記「手紙」が二枚を重ねて書く様式を簡略化(省資源化?)した形式で、これも鎌倉期までには登場し、室町期には正式な文書として扱われたようです。

品質を保証する「折紙付き」もここから来ています。


全てをじっくりと見た訳ではないので、取りこぼしもあるかと思いますが、
『利休の手紙』(小松茂美著)や図録等を繰ってみると、天正19年2月14日付の松井康之宛礼状や年号不明の細川藤孝宛が折紙形式でした。

松井康之宛礼状は、堺へ送られる利休を、古田織部と細川忠興が見送りに来ていて驚いたとの内容で有名ですね。

2015/04/05(Sun) 13:47 | URL  | 滴水 #0IRiZnjk[ 編集]
長々と失礼します。

「巻紙」について、現在のサイズの巻紙が登場するのは、どうも江戸中期頃のようです。

巻紙は、折紙を二枚に切り離した紙を、表面を外側にして巻くことで、手に持つ際の台紙とした様式。
2枚の巻紙を糊付けした「継紙」もあり、こちらは長文の手紙に使用した様子。

「折紙」「巻紙」どちらも最初は二枚を重ねて書く手紙を簡略化した様式として発生し、時代が下るとともに一般化、江戸時代末期には公文書としても用いられるようになったようです。
2015/04/05(Sun) 14:01 | URL  | 滴水 #0IRiZnjk[ 編集]
滴水さま
お返事遅くなり申し訳ございません。

大変興味深く拝読いたしました。
時代が古いほど紙は貴重であった事や、
徐々に需要拡大と技術向上により量産できるようになっていく過程を重ね合わせ
想像していくととても面白いです。
古筆の勉強会の中で目にしたものに、時代を重ね合わせて想いを馳せると
紙の様式も様々に変化していったのでしょうね。

軸装された古い手紙などを目にする時に、もう一歩深く鑑賞出来るような気が致します。
お教え、ありがとうございました。
2015/04/07(Tue) 14:25 | URL  | 店主の葉摘み #-[ 編集]
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