未だ余韻の消えない茶事のお話です。

ご招待くださったのは桶川での勉強会のお仲間。
茶歴の長い、でもたいへん謙虚な立派な先生です。
幹事の方への感謝の気持ちを、という趣旨のお招きでした。

当然正客は講師である長野先生。
初期から幹事をなさっている奥様とN先生。
茶道家として様々な講演をなさっているO先生。
店主は雑用係をしているので、末席に加えて頂けました。


古い純日本家屋の一部を、お茶だけのために残しています。
約束の15分ほど前に風情ある門前に立つと、
たっぷりしっとり水が打ってあり、すでに手掛かりが開いてました。

玄関に進むと、竹垣が青々としているじゃないですか!
そこからすでに期待が膨らみます。

寄付きは広々とした四畳半。
青畳には更紗の敷物。 
掛物は、紫陽花の頃に届いた長野先生の手紙を表具してありました。
心使いがうれしく、なにより長野先生はご機嫌になる。

庭に出ると五人がゆったりと座れる立派な外腰かけ。
ところどころ新しい材が使われていて、あとで聞くと大雪で崩れてしまい
この茶事に間に合わせるために大工さんを急がせ、直前に完成したとか。

枝折戸も青竹が清々しい。
これも前日に庭師さんが取り換えたという。
並々ならぬおもてなし。

家元の花押や十職道具にはびくともしない面々。
そんな客にとっての席中のご馳走は、土風炉の中の見事な鱗灰でした。
その美しさに全員が魅了され、口々に大絶賛!
正客は表千家にはない風炉中拝見を所望なさいます。
それにも臨機応変に対応なさった亭主の力量たるや。


客が違えば茶事の形も違ってくる。
亭主は客に合わせておもてなしの形を整え、
客はそれを細部まで読み取り、亭主の心入れをくみ取る。
客あってこその茶事。
招かれてこその茶事。
もてなしもてなされる交流があってこその茶事。

中立ちの外腰かけで、「火入れの火が見事だったから・・」と
長野先生がキセルで一服なさいました。

終わって戻ったときには、
寄付き掛けが先生の画賛に替わっていました。

紫陽花


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【2014/05/26 22:50】 | お茶事のこと
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うっとり…
でん助
…いたしました…

              溜息


店主の葉摘み
でん助さま
心を砕くべきところをよくご存知な方で
改めて、茶事っていいなぁ~と思わせていただきました。
がんばるぞ~!

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コメント
この記事へのコメント
うっとり…
…いたしました…

              溜息
2014/05/27(Tue) 20:07 | URL  | でん助 #-[ 編集]
でん助さま
心を砕くべきところをよくご存知な方で
改めて、茶事っていいなぁ~と思わせていただきました。
がんばるぞ~!
2014/05/30(Fri) 22:19 | URL  | 店主の葉摘み #-[ 編集]
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