去年の三月十三日に、京都大徳寺で
長野先生が釜を掛けました。
熊倉功夫先生も茶席を持たれています。

そのとき水屋の手伝いに入っていました。

お礼にといただいた先生の自画賛色紙を
今回、勉強会の方を招いての茶事待合に掛けました。

一年という時を経て、更に深く、心に、記憶に、残る色紙です。


十一日に未曾有の大震災があり、電車も止まる中、京都に行き
現地では賛否があったのですが、結局釜を掛けることとなり
開けてみれば想像を超えるお客さまがおみえでした。

でも、その時の京都では、こんなにもの大惨事があった実感が希薄で
帰りの新幹線の車窓から、明かりの消えた東京を眼にしたとき
愕然とし
強く衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。


十九日に店主は、大宮で釜を掛ける予定でした。
時間が過ぎる中、目を覆うばかりのニュースを前に本当に迷いました。
その場にあっても気持ちが揺れ動き、花を入れることが出来ません。
お客様や水屋手伝いの方、たくさんのさまざまな思いを感じます。
茶席では涙を流す方もいらっしゃいました。


「どんなことがあっても、釜を掛けると約束したら釜を掛けるのです。
 たとえひとりも客が来なかったとしても。 それが茶です。」


そのときの待合にも、この色紙を掛けています。
「釜の中に仏を見る」 釜中佛見


「茶」とはなんだろう。

今でも上手く言葉には出来ません。
深いところに、重く、強く、残っています。


    <茶 岡野園>のホームページ
<茶道具のお店>     <狭山茶のお店>
あなたのポチッお願いいたします!
FC2 ブログランキング

人気ブログランキング      

【2012/03/10 23:00】 | 茶道のこと
トラックバック(0) |


栄子
あの地震で屋根瓦が崩れ、壁にひびが入り、とても怖い思いをしました。
もちろん東北の被災地に比べれば、微々たる被害ではあったのですが、暫くは夜も眠れませんでした。
でも、地震後のお稽古で、暖かい茶室と熱いお茶で心からほっとしたことは今でも忘れられません。

確かに直後でのお茶会は賛否両論あったでしょう。
でも、それだからこそ、いつもにも増して、心から釜をかける、心から有難くそれを頂戴する。
まさに釜の中に仏さまがいらしたのですね。

って、なんだか生意気ですかね(笑)
うちの近所もブルーシートの屋根が無くなってきました。
でも、また大きな地震があるのでしょうかね・・・








店主の葉摘み
栄子さま
歴代の家元方が大徳寺で得度する意味から考え始めています。
そこから考えていけば辿りつけるような気がして、
面壁のごとく黙々とした中にいます。

悟りが開けるかも・・・(笑

コメントを閉じる▲
コメント
この記事へのコメント
あの地震で屋根瓦が崩れ、壁にひびが入り、とても怖い思いをしました。
もちろん東北の被災地に比べれば、微々たる被害ではあったのですが、暫くは夜も眠れませんでした。
でも、地震後のお稽古で、暖かい茶室と熱いお茶で心からほっとしたことは今でも忘れられません。

確かに直後でのお茶会は賛否両論あったでしょう。
でも、それだからこそ、いつもにも増して、心から釜をかける、心から有難くそれを頂戴する。
まさに釜の中に仏さまがいらしたのですね。

って、なんだか生意気ですかね(笑)
うちの近所もブルーシートの屋根が無くなってきました。
でも、また大きな地震があるのでしょうかね・・・





2012/03/12(Mon) 13:25 | URL  | 栄子 #rId1tC1Q[ 編集]
栄子さま
歴代の家元方が大徳寺で得度する意味から考え始めています。
そこから考えていけば辿りつけるような気がして、
面壁のごとく黙々とした中にいます。

悟りが開けるかも・・・(笑
2012/03/12(Mon) 18:42 | URL  | 店主の葉摘み #-[ 編集]
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 


トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック