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10月もおしまいとな! 早い、早すぎる!!
今日はハロウィン、とんと馴染みがないわ。
しかしお化けの来襲は楽しみでして、お菓子を用意し待っている。
トリックオアトリート!ハロウィン
  ベビィハロウィン 可愛いお化けの大合唱。
毎年おどかしに来る近所の保育園児たち。
「キャー、こわいぃー🎃!」 たのしいわ~♪

そして10月は過ぎていくのでした・・・・


今日は旧暦の10月朔日。 これからは冬にあたります。
炉が開くわ。 灰を入れなくちゃ。(汗

そういえば昨日の茶会は4席中3席が炉でしたが、
とってもとっても寒い日で、炉がしっくり馴染んでました。
寒いと炉が開いているだけで、ほっこりするのが不思議です。

このところ茶会で気になることが続いてます。
昨日もありました。
とってもきれいなきんとんが出て、これはしっとり美味しそうだ。
・・・・・ クッキリと見える箸のあと。 残念!

よくあるのです、立派な菓子鉢に盛られた美しい主菓子に箸のあと。

水屋の様子を想像してみる。
 菓子盛りを任された。
 お客様にお出しする菓子だから、手で盛るのは失礼な気がする。
 清潔な箸で盛ろう。 跡が付くのは致し方ない。 
きっとそんな感じじゃないかしら。

ここで欠如しているのは、お菓子を口にする客への配慮。
もう一息、そこまで考えを至ってほしかった。
仕方がないと思った時点で、考えはストップしてしまう。

箸のあとが付いた菓子を見た時、あなたはどう感じますか。
完璧に美しく作ったお菓子屋さんはどう思うでしょう。
俯瞰して客観的に考えて下さい。 もう一息です。

仕方がないとあきらめないこと。
現状でのベスト、というところまで知恵を絞ること。
俯瞰してみること。 
相手の立場も考慮すること。
口にするものは記憶に残り、茶席を決定付けること。

完璧はないけれど、最善を尽くすことはできますから。


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【2016/10/31 23:31】 | 茶の湯菓子のこと
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秋香
まさしく、同感です!
美味しそうな、美しい主菓子に箸のあと!
先日のお茶席でも、そうでした。
本当に残念でした。



店主の葉摘み
秋香さま
出会っちゃいましたか。
悪気じゃないのはよくわかるのですが・・・
丁寧さが裏目に出て、もったいないですねぇ、ほんとに。

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なんと10日間も更新していません!
ほんとうにご無沙汰となってしまいました。

新年のDM商品の入荷・・ の合間に茶会で店主留守。
注文の仕分け・・ の合間にWSでお嬢’S留守。
歯の治療で切って縫って腫れちゃって泣く・・ でも畳替え。
丸畳から炉畳へ。畳替え ここだけ青いわ~。

腫れてブスだしでへこんでるのもあるけれど、
家に帰るとグッタリというのもあるけれど、
でも、一番の理由は
Windowsのアップグレードしてね、とPCが言うので、
ハイと素直にいう通りにしたら、手に負えない子になってしまった。
好きにしろいッ、とヘソを曲げておりましたが、
どうにか写真を取り込め、少しは動かせるようになったので
やっとこさ、ここにおりまする。

毎日ご来訪くださった皆さまには、お詫びのしようもありません。
店主のアナログさゆえにでございます。 

最近めっきり能力の衰退を感じてまして、「晴れ女」にも自信喪失。
夕方から雨との予報だったのに、昼過ぎから雨となりぬる。
今日は新宿上落合の薬王院での表千家献茶式でした。
過日の平林寺の献茶も雨。
もう「晴れ女なの」と自慢できません。(;´д`)トホホ・・・

しかし良い献茶式でした。
声明での献茶も良いもんですね。
時雨れる茶席も風情がありました。

明後日も川崎大師での茶会。 果たして・・・・


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【2016/10/28 22:07】 | ひとり言
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昨日はとっても寒かった。
上着は仕事の邪魔なので、下を重ねる。 ババシャツ解禁日。

今日はとっても暑かった。
10月半ばを過ぎての27℃、夏日って・・・。 汗ばむ晩秋って・・・。
上がったり下がったり、翻弄される店主。 疲れるわ~。

紫に染まる庭でボウボウなので、選定を兼ねて連れてきた。
ドーンと鎮座する紫式部。紫式部
秋らしいとみんなに褒められ、お店に来てよかったわね。


茶事勉強会の時、こんな軸を下げました。
「林間暖酒焼紅葉」林間暖酒焼紅葉
>林間に酒を暖め、紅葉を焼く(たく)。
晩秋の楽しみを詠った詩は白楽天です。

でも今日はご飯を炊くのです。
どんなに言葉を尽くすより、実感に訴えたほうが学びになりますから。
主な目的は「三種のごはん」を舌で知ること。
店主のおすすめはこの土鍋。土鍋でご飯炊き 五合炊き
土鍋本体に厚みがあって、火力の伝わり方が安定します。
蓋が重いので、大事な中盤の吹き上がりにも負けません。
なにより15分で炊けるので、時間が読めるのが土鍋のいい所。

昼食後なので一口ずつ味わったもらうつもりが (四合炊いた)
美味しい~と喜ばれて、土鍋ご飯は空っぽに!
そんなに感動してもらえて、なんともうれしい限りでございます。

茶の場に湯があるように、懐石にはご飯が必ずあります。
どちらの重要な必須アイテムです。
一汁三菜や二菜と付けるものは言うけれど、ご飯は言葉にしません。
必ずあるから。  
そうなのです。 ご飯は懐石の一番の主役なのです。
だから一番神経を使います。


ご飯・火・茶花。
生きているものが一番難しい。

浜菊とホトトギス 茶花の講習会を来年開きます。


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【2016/10/18 22:31】 | お茶事のこと
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開炉の茶事
きき
ブログ、日常的に拝見させていただいております。
大変勉強になります。心より有難うございます。

当方、表千家修練中の身です(中年女性)、大変不調法で恐れ入りますが、茶事の装いについてお訊ねです。

地元の茶道具屋さんで月に1度の、懐石料理教室(ご流儀不問)に参加させていただいているのですが、
この度、生徒参加の、お料理教室100回記念の茶事(「開炉の茶事」)をお茶道具屋さんで開いていただくことになりました。

 茶道具屋さんの茶室をお借りして、生徒で水屋一日、客一日毎(合計二日)と交代して参加します。

着物で思案しております。
紋付の色無地と紋無しの訪問着(=紋付き持たず)、場に沿う装い、どちらが良いものか、迷っております。
正客、次客、お三客、お詰は辞退すべき立場にあります。

恐縮です。ご指南いただけましたら、幸いです。
(自分自身の師匠には、社中の皆様に気遣い、
=自慢話になってもと=お訊ねしづらいところがあります)

厚かましいお訊ねで本当に恐れ入ります。


店主の葉摘み
ききさま
いつもご来訪いただいているとか。
拙い(最近は怠け者プラス)のブログにありがとうございます。

お返事遅くなりましたか?ごめんなさい。
たいへん詳しく書き込んでいただいたのでありがたいです。
リアルに趣旨を想像できました。

私でしたら迷わず「色無地・紋付・袋帯」を選びます。
理由としては、
まずは、表千家だということ。色無地紋付を位高く重んじていますから。
次は、御祝であり、開炉の茶事であるということ。
そして、目立たないよう控える立場だということ。
この三点です。

お役に立てばうれしいです。



きき
店主様

早速のお返事、本当に有難うございます。

ご指南の通りにと、存じます。
感服&自信が持てました。

お相手に礼を尽くす装いは、自分自身の経験も少なく、まぎれもない「不調法者」で、ぎりぎりで迷ってしまいます。

このように迷える幸せを、「感謝せねば。」と思いながら、心より御礼申し上げます。

有難うございました。



yoshi
以前 寒月の茶碗について書き込みさせていただいたものです。
画像は紫式部ではなくてコムラサキだと思います。二枝程度に生けられて他に赤色系の実などを追加された方が良いのではないかと思いました。


yoshi
追加です。
参考ですが、電気炊飯器で時間はかかりますがとても美味しく炊ける炊飯器が販売されています。釜で直火で炊くのに拘らなければ、そちらの方がとても美味しく炊けますよ。


店主の葉摘み
[色:00FF00]ききさま[/色
ききさまの丁寧な物言いと柔らかな物腰に、我が身を振り返り、なんとも恥じ入りました。
人としてまだまだですね。傲慢です。見習わなくてはいけません。
どんな方にも礼を尽くすこと。至らぬわが身を自覚すること。
ききさま、ありがとうございます。




店主の葉摘み
yoshiさま
いろいろとご教示いただきましてありがとうございます。

とんでもありません。
きき
店主様
勿体なさすぎのコメント、有難うございます。
とんでもありません。私こそ、日々、煩悩が多すぎて、、、アドバイス、本当に有難かったのです。
で、煩悩が多い私は、「どっちの色無地にしようか」と、迷いちうなのです。
私の人生、きっとずっとお勉強ですね。

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定休日の昨日、新年の茶道具がいっぱい入荷。
整理に追われて店で過ごす。
土曜日に迫った茶事勉強会のレジュメも作らなくてはいけない。
あっという間に時間が過ぎて、それでも仕事は終わらない。
「雲があるし・・。13夜の月も出ないだろうし・・・。それにとっても肌寒いし・・・。」
いろいろ言い訳をして自分を納得させる。
とうとう「観月雅楽会」には行けませんでした。
まぁね、そんな日もあるさ。

仕事ついでにディスプレーを炉仕様に替えました。
だって、 西王母椿
もう椿がこんなに咲いてるんだもの。西王母にせかされる。


今日は仕事を早上がりさせてもらい、新橋の美術倶楽部で開催中の
「東美特別展」に行ってきました。 (10/16まで開催)
有名な古美術商さんが4階全フロアに名品を並べ、これでもか展覧している。
まるで美術館です。 そして販売もしている。
良い道具を見ないと目が肥えない。 よって勉強。

行ってよかった!が、いくつか。
古筆の福田先生と釜師の長野先生の極め札があるのを見ると
なんだかうれしい。
あの病草紙が二点あって、じっくり観られてかなりうれしい。
松平不昧の消息に、鈍翁・親美・如春庵がコラボした軸がとてもうれしい。

でもね、あんなに見ちゃうと古びた脳みそにあまり残らない。
店主には、茶の場にあってじっくり・・・が性に合っているみたいです。


昨日のリベンジをするように、十四夜のつきがクッキリと大きくある。
ご機嫌になったところで、さてと、これから茶事勉強会の下準備でも。

ふと見たら 白梅ちゃん
白梅がちんまりと座ってた。

こんなところに!こんなとこに!


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【2016/10/14 22:08】 | ひとり言
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管理人のみ閲覧できます
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店主の葉摘み
鍵コメさま
私も同様の衝動に駆られました。(笑

詳細が決まりましたらご連絡をさせていただきます。
お大事になさってくださいね。


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朝晩めっきり涼しく・・ いえいえ、寒くなりましたね。
陽の落ちるのも随分と早くなりました。
朝の落ち葉掃きが一仕事になる日も近いです。

今が盛りと咲くホトトギス、たわわな実をつけた紫式部。
春は黄色から始まって
秋は紫色で終わる。紫色の秋
ホトトギス そう思いませんか?

今夜の月は雲にも負けず、強い光を放っています。
明日は十三夜。 
十五夜さんが見れなかったから、片見月とはならないけれど
月見る月はこの月の月。

十三夜は後の月とか、栗名月とか言いますね。
店主の大好物!ささめささ栗
まさに食べられる栗名月。(笑
中津川・川上屋さんの「ささめささ栗」です。 
毎年取り寄せて、お茶会に使ったり、茶房で出したり・・・。
がんばってる自分へのご褒美も忘れません。


明日は氷川神社で、篝火のもと雅楽がおこなわれます。
詳しくは→ 「観月雅楽演奏会」
なんと無料で観覧できますので、幽玄の世界をぜひ体験してください。
平安の宮中にタイムスリップです。


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【2016/10/12 21:41】 | ひとり言
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今日は二十四節気の「寒露」
朝夕に肌寒さを感じ始め、そぞろ秋も深まりゆく、とあります。

朝は名の通りに肌寒く、袷を着てちょうどいい。
新座は野火止の平林寺まで、表千家の献茶に行ってまいりました。

献茶式は時間指定になっていて、店主は12時のスタート。
出かけるときは小雨だったんですが・・・
着いたら見事な大降り!ザンザ降り
スタートも遅れ気味で、楼門下で待つ間に先の席の方が戻ってくる。
着物も帯もビショビショで・・・ ほんとうにお気の毒です。

それでは・・という段になったら雨が止み始め
助かりました。藁ぶき屋根の禅堂

本堂での献茶式は時間的に終わっていましたが、薄茶席に案内されると
献茶式を終えられた若宗匠とご一緒になった。 ラッキー♪

次は濃茶。 
いただく濃茶はアツアツで、金沢からのお菓子も美味しい。
そのうえ、ここでも若宗匠が入られて・・・ 再度のラッキー♪♪

大変良い献茶式で、気分上々外に出れば、
すでに雨は上がっている。帰るころには止んで・・

一枝に 色付きだした紅葉
晩秋が宿ってました。


明日は茶の湯勉強会の新年度スタートです。
そして明後日はさやま茶姉妹が世田谷パン祭りでのWS。
ほんとうに秋は忙しいの。 


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【2016/10/08 21:32】 | お茶会のこと
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台風ばっかりやってきて、爽やかな秋晴れってナニ?って毎日です。
晴れ間がないから露地もの野菜が信じられないくらい高い。
待ちかねてる新米も、天日干しができないので遅れているようだ。
もう米櫃がカラだから、近場ですこし買ってガマンしましょうか。
食欲の秋だもの、おいしいお米と秋野菜が恋しいです。

今日は朗報!
蔵出し新茶が入荷しました。
早速試飲。一煎目
たまらんわ~! この味を誰よりも早く。 
お茶屋の特権ですね。 旨味が増して味わい深くなってる!
新茶の爽やかさもいいけど、蔵出し新茶のほうが好きかな。
ほ~っと息を吐く。 


ワークショップに呼ばれることが増えたさやま茶姉妹 (お嬢1&2)
茶会に講座開講にと忙しい店主に負けず劣らずの秋です。
おかげでスケジュール調整が錯綜する。(汗

恵比寿にあるお花屋さんの「草冠」さんでは
「草冠の学校」という名でWSをいろいろ開講しています。
お嬢’sも 「お茶の時間です。」という講座を持たせていただいてます。
今回で第3回目の 秋に出会う、蔵出し新茶と手づくりほうじ茶 WS
さやま茶姉妹、がんばってます。
もし興味があるかたは・・・ ぜひ。 (親バカですねん)


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【2016/10/05 22:50】 | 狭山茶のこと
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涼月
はじめまして、こんばんは。
突然で申し訳ないのですが、ご質問よろしいでしょうか。
http://okanoen.blog53.fc2.com/blog-entry-622.html
上記の2009年7月23日に葉摘みさんが更新された記事なのですが、この中に吉祥棚の紹介があります。この吉祥棚が石州好みと言われる所以をご存知でしょうか。お忙しいところすみませんがお返事いただけたら幸いです。


店主の葉摘み
涼月さま
始めまして。ご来訪、ありがとうございます。

まぁ~、過去記事まで読んでくださってありがとうございます。
だいぶ前なので戻ってきましたが、そこに載っている棚のことですね。
この棚を流祖の石州が好んだ、という読んで字のごとしのことしかわかりません。

しかし利休好みとか宗旦好みとか家元好みとかと同じ部類の所以だと思うのですが、いかがでしょうか。




涼月
お返事ありがとうございます。
後日お茶会で少し吉祥棚について触れる機会があるもので質問させてもらいました。参考にさせていただきます。

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秋の茶会シーズン開幕となりましたね。
店主も今年はちょっと遅めの秋始めです。

氷川神社の勅使館が茶会会場。
行って驚いた。 七五三です。
晴れ着の可愛い子ちゃんがあっちにもこっちにも。
11月は混むし、良い天気だし・・・という気持ちはわかる。
しかし今日は仏滅。 
諸事情あるとは思うのですが・・古いタイプの店主、まことに理解不能です。


10月だけどまだ上旬。 着物に一番迷う時期ですね。

先日読んだ淡交の家元の言葉に、
「9月は単衣、10月は袷というが、地域では季節の移ろいも気温も違う。
 カレンダーをめくるように一律に変わるものではない。
 各々の応用をもってほしい。」とありました。
まことにもっとも、同感です。

ということで、単衣で伺いました。
本日のチョイス。単衣
ご招待をいただいたので、紋付色無地の単衣。
この季節には葡萄蔓の袋帯。 季節があると選ぶのが楽です。


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【2016/10/02 23:12】 | 茶会の着物
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まいったね、10月です。
もう今年が3/4過ぎてしまいました。早い早い!

金木犀が香ります。金木犀
そして旧暦も9月に入りました。
新暦だと初冬だけど、旧暦では晩秋となる。
肌感覚としましては、仲秋・・という感じでしょうかね?


30日にちょっとした茶会が岡野園の茶室ありました。
表千家茶道教室の生徒さん2名が、このたび茶通の許状拝受となり、
先生がその相伝をここでおこないたいとのありがたいお言葉です。
相伝の前に点心で御祝の一献のご所望。
更にその祝膳を仰せつかり、
更に更に、資格を持っているので店主に正客を!・・・

相伝式に出席できるなんて滅多あることではない。
喜んでお受けいたしました。 
が、しかし、茶通の点前は霧のかなたにボンヤリと在り。
同じ流儀の茶友に教えを乞いまして、土壇場の一夜漬け特訓です。


さて当日の30日。
この日だけは雨もなく、涼しくありの佳き日となりました。

洋服で膳と茶室の準備を終え、大慌てで着物にお召替え。
門前でばったりとお弟子さんと遭遇。 待つ間もなく手掛かりが開く。
気持ちを正客バージョンにアタフタと切り替えます。

おぶをいただき、つくばいを使い、茶室に入る。 
自分の茶室では初体験です。
初座に掛かる軸は店主の用意したものですが、
先生のご説明を伺っていると、なんともありがたい禅語に思われる。

膳は汁と向付、そして先生からお祝いの一献、八寸は省略。
点心は重箱に入れ、下に菜、上に赤飯の俵と香の物とし、取り回し。
ひとりで亭主をなさる先生の、運びの負担をなるべく少なく。 
膳の持ち出しを乞い、先生と一緒に和気あいあいの会食となりました。

菓子の後、中立。
鳴り物を客の立場で聴くのも初! 今後の勉強になります。

前日の準備時に、何の花にしようかと先生と相談です。
庭には秋花がいろいろ咲いてあるので、目飽きない花が難しいのです。
知り合い宅に酔芙蓉があるので、明日咲く蕾をたくさん用意しました。

後座に入ると、薄暗い床には真っ白な酔芙蓉が!
それが見事に入っていて、とても席中に似合っていて、感無量です。

相伝の正客としては、大変心もとない客で申し訳なかったのですが
店主的にはとっても良い勉強をすることができ、大満足です。
楽しい、心のこもった、正式な、緊張感の伴った、素敵な式でした。

退席の時には、酔芙蓉
床の間の酔芙蓉がほんのり紅を入れています。

最近は相伝式を簡略化する先生も多いとか。
E先生だって超多忙な方です。 心持が違うと感じました。
生徒さんはなんて幸せなんでしょう。


自宅で茶事を開いてはいますが、客として入ったことはない。
まして客として自分の作った懐石をいただいたことなんてない。
店主にとってはほんとうに得難い貴重な体験です。
まして正客なんてもったいないこと。
感謝してもしきれない大切なひとときとなりました。


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【2016/10/01 21:12】 | 茶道のこと
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