立春が過ぎ、初午が過ぎ、
明日は七十二候「黄鶯睍睆」こうおうけんかん
山里にウグイスの初音が聞かれる頃、とあるけれど・・・
ウグイスも梅花の枝で風邪をひく。
 
とは言え、時折りの風花ほどで済んでいます。
日本海側は近年にない大雪で、ニュースで流れない日はないわ。
お住まいの方はどんなにかたいへんなご苦労をなさっている事かと
心よりのお見舞いを申し上げます。


3日の準備、4日の茶事勉茶事、6日の反省会、(もちろん仕事も)
なんとなく気忙しく、しばらく遠ざかっておりました。

茶事勉二期生の方の成長には目を見張ります。
伝えたいことが、ジワジワと沁み込んでいるのを感じる。
少しずつですが、稽古茶事から茶事のあり方へと
捉え方が変わっていきます。
ジワジワと少しずつ・・がいいんです。 身に沁み付くから。
何年もかけて覚えた稽古茶事からの脱却は焦りません。
稽古の型から、自分の形へと。 それが大事。


様々な本に残された古の茶人の教え。
そこに書かれたことが史実であるかは問題ではありません。
その逸話によって何を伝えようとしているか。
それを読み解くことが重要なのです。

「利休七則」はよく知られていると思います。
 一、茶は服のよきように点て
 二、炭は湯の沸くように置き
 三、花は野にあるように
 四、夏は涼しく冬は暖かに
 五、刻限は早めに
 六、降らずとも傘の用意
 七、相客に心せよ

今回の茶事で学んだ一番のことは
六の「降らずとも傘の用意」だったと思います。
なにがあっても対応できるよう、心も含めて用意すること。
経験値が浅くても、思いを至らせることはできる。
思いを至らせることとは、亭主に限ったことでなく
半東、料理番、庭番全てにおいて。
野球だってピッチャーがいて外野がいて、
それぞれの役割を全うしてのチームプレーじゃないですか。

寒風に 万作
咲きたがってる子がいました。
来ない春はない!!


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【2018/02/08 17:16】 | お茶事のこと
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毎日毎日、震える寒さです。
見上げたら・・・ 氷柱だぁ
なんと自家製の氷柱が!!
田舎とはいえ、自宅で見たことがない。 目が点!
そんな寒さなんですよ。

1週間前の雪はすっかり根雪に。
近くの駐車場はスケートリンクに。
・・・だのにまた雪かもという。
早速食料の備蓄をして、雪籠りに備えました。


日曜日に茶事勉強会の茶事があります。
雪の予報は木金だけど、雪後のほうが怖い、寒い。

茶事とは、雨が降ろうが、大雪であろうが、寒風吹き荒ぼうが、
たとえ電車が遅延していようが、行くのです。
そんな中をやってくると知っているから、
迎える側は想像できる限りの対応を準備し、待ちます。

蹲踞の筧が凍って出ないかもしれない。
撒いた水が瞬時に凍り、危ないかもしれない。
外腰掛は寒くてたまらないだろう。
どうしよう。

湯桶を用意しようか。
飛び石のくぼみの水は雑巾で拭おうか。
外腰掛には手焙りを出そうか。
はたまた、
すっぱりと外露地を使うのをやめようか。
その場合はどう茶室にいざなおうか。
などなど。

あらゆる場合を想定し、客の立場で想像し、
豊かな一期一会の茶事となるように。


型に捕らわれていると、そういう配慮が出来ません。
いかに型から出て、形にするかが問われます。
茶の湯とはそういうものだと思っています。


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【2018/01/30 22:06】 | お茶事のこと
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店主の葉摘み
鍵コメさま
はい、今年も致します。是非に!
今日にも予定をお知らせいたします。

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26日・27日に「こころばかり茶会」と銘打った初釜を開きました。
午前午後の計四会、のべ四〇名のお客様をご接待。
拙いながらも精一杯の初釜を終えることが出来ました。

「毎回楽しみにしているのよ。」と、常連のお客様。
「ぜひ来年も伺いたいわ。」と、初参加のお客様。
そんな声をいただくと、天にも昇る店主なのです。

いえいえ、一番楽しませていただいたのは店主なのですから。

記録的な寒波の中、電車だって遅れるくらいの日に
きれいな着物で定刻にお越しくださって・・・
心から嬉しく、ほんにありがたいことです。

今年は戌年。
それをどう茶席に反映しようかと考えた末、
年男(父上)と年女(お嬢1)を引っ張り出して、
軸は父をイメージし寿老人、お嬢1が福点前をいたしました。
知恵を絞った精一杯の設えです。

当日の茶花は 当日の茶花
お客様にいただいて大切に取って置いたつくばねと紅白椿。
茶席の設えなどは、お嬢2がFacebookにたくさん載せたので、
どんなかなぁ~と興味のある方は
下に貼ってある岡野園Facebookをポチッとしてご覧くださいませ。

雪が降る前に食材を買っておいてよかったわ。
こんなにいつまでも道路がコチコチのツルツルでは
市場に買い出しにも行けません。
無理して行っても、流通が滞っていて用意できなかったと思う。
ラッキーでした。

今年の点心。今年の初釜点心

そして定番の白味噌雑煮。定番のお雑煮

「これが一番の楽しみなのよね。」なんて言われると
寝不足の甲斐があるってもんです。

来年はブログでもお声がけしようかしら・・・
なんて欲も出してます。


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【2018/01/28 22:15】 | お茶事のこと
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感服の至り
ROKU
初釜や寒波ついて来し客

2日に渡ってですか、お疲れ出てはいませんか?
新年を祝う中に春隣の点心、心をこめたるおもてなしですな~
福禄寿そろった設え、皆様はさぞご満足だったことでしょう。
1年の計は初釜にありですな~。



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店主の葉摘み
ROKUさま
見事な一句、ありがとうございます。

一日置いて昨日はグッタリでした。時差で来るのは・・・(笑
拙い手料理ですが、ROKUさんに褒められると嬉しいわ♪

はい、今年の私の茶が始まりました。


店主の葉摘み
鍵コメさま
ありがとうございます。
はい、来年の予約、承知いたしました。(笑


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月日は飛ぶように過ぎていく。 
早い。 ちょっと早すぎない?
もうすぐ傍に12月。 ネコこもり
なんともはや・・・ いかに過ごせん。


茶事にお呼ばれした時、
席入りし最初に目にする亭主の力量は「濡れ釜」です。

茶事勉強会の中で濡れ釜の話をしても、見たことがないという。
濡れた釜ってどんな釜?、濡れた釜のなにがいいの?
そう思うのは当然でしょうね。
茶会やお稽古で目にする釜は乾いているもの。

濡れ釜であるのは水が入っているから。
釜を洗い、底の水滴を押さえただけの釜をかけたから。
炉に乗せたとたん、下火の火力で乾き始める。
濡れているということは、
席入り直前に釜を洗い、新しい水を張って乗せたという印。

鋳型で作った鉄の釜は、肌が荒れている。
ステンレス製とは違って、鉄釜は肌中にも水を含む。
荒れ肌に水分をおびた釜は黒々と滑って美しい。
乾いている時と全く表情が違う。
徐々に肌の色が変わっていく。
その変化を楽しむ。 
時の移ろいを楽しむ。

徐々に湯が沸いてきて、釜が鳴り出す。
懐石の終わりと時を同じく、湯相が整う。
席に居る者たちは、御茶へと気持ちが高まっていく。

時計のない席中で、時を知らせる釜の変化。

茶事のスタートを記す濡れ釜を目にすると、
これから始まる茶事への期待にワクワクしませんか?


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【2017/11/29 22:24】 | お茶事のこと
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ドタバタヨタヨタしていたら、アッという間の10月です。
残すところあと3ヶ月。 
月日は早いなぁ・・・ まいっちゃう。

十五夜は過ぎたけど、今宵は満月、なのに雨。 
しかもとーっても寒い!!
父上は耐えかね、初暖房してました。(笑
茶花も咲き時に困り、迷ってるようで
やっと咲いた白の秋海棠 白の秋海棠



十六夜の昨夜、月待の茶事がありました。
茶友の企画のHELPに出動。 
薄茶席と、月見の宴の料理を担当しました。

古筆勉強会の講師・福田先生と会員仲間を招き
スペシャルゲストは茶の湯勉強会講師の長野先生。
4時に集合。
豪華なゲスト二人を正客に据えた2グループに分かれ
濃茶は茶友、薄茶は店主でスタート。
席を交代し、同時進行で行いました。
博学な正客ぶりで、同席の方はそれぞれ楽しまれたみたいです。

どう出るかわからない正客に、席主は力量を試されます。
直前まで点心を作っていた店主は、懲りずのヨタヨタぶっつけ点前。
恥じ入るばかり。 反省点が多々あり。

後座は薄茶の道具を引き払い、広間は宴席に模様替え。
月見の宴を喜んでいただけたのが救いです。
満月に見立てたゆで卵、栗の渋皮煮や枝豆、サトイモ、粟麩田楽など。
秋食満載、いい感じの点心に仕上がったのですが、
なにしろドタバタ忙しかったので、写真を撮る間がなかったの。

窓からはクッキリと十六夜の月。
一番のご馳走は天にあり。

月を愛でよと電気を消せば、目の前の料理は闇の中。
これは困ったと点灯すれば、月をもかすむ明るさよ。
まったく現代に住む者は、風流を楽しむのもたいへんです。

それではこの辺で・・と退出すれば、やはり月見は外が良いようで。
明るいお月さまを供として、みなさん楽しげに帰宅の途。

秋月揚明暉 秋月揚明暉
>秋は月が明るく輝いて中天にかかる (五言絶句)

ホンにその通りの名月の宴でした。
くたびれたけど楽しかったわ。


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【2017/10/06 22:18】 | お茶事のこと
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