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懐石料理は春尽し。
菜の花・こごみ・蕨・たけのこ・タラの芽・蕗の薹。
くせのあるほろ苦さを「春ならの味」と喜び、
美味しいと感じるようになったのはいつからだろう。
料理番ががんばってくれました。
今回はお酒選びだけでラクしてます。
寄居の水を使っての調理だから、水源が近い長瀞のお酒を用意。
合うかと思ったのと、埼玉外のお客様が多いので選びました。

主菓子は、この時期一度は口にしたいと奈良からお取り寄せ。
のりこぼし。主菓子は糊こぼし
でも、のりこぼしと言えば「お水取り」を思い浮かべてしまう。
それだと趣向がぶれるので、「奈良の春」に持っていく工夫をします。

濃茶時の茶杓を薬師寺・東塔の古材にして、二月堂から離れてもらう。
茶杓の力は偉大で、1300年前の奈良の景色が表れる。
濃茶茶碗の銘は「春かすみ」
時代の茶入で、上巳の節句が遣唐使によって伝わった古を伝える。

脇床に料紙作家の福田先生の短冊をいろいろ飾りました。
上巳の節句の 料紙の短冊
宮中行事「曲水の宴」のオマージュ。イマジネーションに遊ぶ。

薄茶になったら楽しく雛遊び。
仙台からのお干菓子。ほほえみという干菓子
お内裏様とお雛様として。森の香本舗の「ほほえみ」
裏手伝いに入った方が、
「笑い声が漏れ聞こえ、とても楽しそうですね」って。
うふふ、うれしい!


3期生の方々には、いわゆる良い道具というモノがなくても
名品道具に頼らなくても、もてなす気持ちをもって知恵を絞り
趣向がぶれなければ茶事を楽しめると伝えたかった。

貝の香合を作ってくださった方には、どんなに嬉しかったかを
正客にお迎えし、使うことで伝えたかった。

後座の床は 黒侘助と鶯神楽
黒侘助とウグイスカズラ。
亭主の力量不足は否めませんが、茶事は本当に楽しいです。


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【2019/03/07 21:49】 | お茶事のこと
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なんと幸せな
菜々
もうなにからなにまで
言葉が出ません
席入りできた方々はなんと幸せ!

本来”お茶”とはこういう精神なのですね
ブログを拝見できただけでも
おすそ分けに預かった気分です。


店主の葉摘み
菜々さま
うれしいお言葉をありがとうございます。

名品や古美術を使う茶事は、かなり見識を深めなくてはできませんが
イマジネーションに遊ぶ茶事なら身の程でできますから、そんなこんなで楽しんでます。
ウーム・・と唸らせる茶事もあり、ワハハ~と和む茶事もあり。

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正午の茶事を終えました。
二日は茶事勉3期生の中で、2年目の実践まで続ける方たち。
三日は武者小路千家の男性方が五名です。
天気はイマイチだったけど、お客様と裏方に恵まれまして
とっても楽しく亭主を務めさせていただきました。

寄付きには、釜師の長野先生がお描きになった色紙を。
「弥生」の姫です。 弥生の色紙

親王は火入を冠手にすることで表現 寄付きの煙草盆
ハートの窓取り煙草盆でラブラブなんです。(猪の目なんだけど・・笑
時は雛祭ですもの、外せませんわ。

本席に移ると、軸は「柳緑花紅」
初炭飾りは 貝の香合
三日にお招きの一人が蒔絵した貝の香合です。

実は、二年前の茶事の煮物椀に使ったハマグリ育ち。
椀に残った貝殻が大きく立派で、趣味で蒔絵をする客方にねだり
翌年ステキな姿となって戻ってきました。
店主のために蒔絵されたオンリーワンの香合です。
想い出の交流、主客一心の茶事。
こういう展開があるのが茶事をする醍醐味!面白味!

貝桶の着物でお出迎え。 貝桶の着物
一日目の方には「雛祭」、2日目の方には「御礼」の気持ちで。

続きは後日にいたしましょう。


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【2019/03/05 22:19】 | お茶事のこと
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さすが
菜々
交流多い葉摘みさんならではのお取合せ
とても素敵です
続きが楽しみです


店主の葉摘み
菜々さま
ありがとうございます。
続き、今日アップしますね。

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2月の最終日は雨。
春が来た~とホンワカ気分してたから・・・ さ・さむい!

今月は短いと脳内感覚ではわかってるけど、
もう少しあるんじゃない?って身体感覚がいうから
一昨日までゆったり構えてたんですが、
どうもそうじゃないらしいと気付きまして、アタフタと道具を出す。

脳は気付いていたから、道具組はすでに出来てます。
あとは身体を動かすだけなんだけど・・・ 出してみたら
ちょっとした夜逃げ。大荷物です!
茶室で使う道具だけでこんなにある。箱から出すだけでもたいへん。
台所には懐石に使う道具がずら~り。
茶事とは、なんともはや・・道具との戦いですね。

三月二日と三日、茶事をいたします。
時はドンピシャの雛祭。お雛様
きっとお雛様の趣向だろうと思って来るだろうから
ストレートに設えちゃ面白くないと、無い頭と無い道具で工夫する。
お招きの趣旨は別にあるけど、「上巳の節会」を匂わせましょう。

設えや趣向を考えているときが一番楽しい!
(そろそろ点前も・・・ アセ)


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【2019/02/28 21:06】 | お茶事のこと
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楽しみです
菜々
コメはご無沙汰していますが、毎回拝読しております

葉摘みさんの
「ストレートに設えちゃ面白くない」節句
ご趣向が楽しみです!






店主の葉摘み
奈々さま
いつもありがとうございます。
はい、頑張ります。

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ドンだけの雪になるかと身構えてましたが・・・
うっすら雪化粧ほどで終わったようです。
よかったよかった。 雪が降る・・・
前日からの予報に、隣の駐車場は融雪剤をまいてるし、
用意万全の父上は、モップ・軍手・長靴セットを玄関に準備。
何事も様子を見てからの店主は、
な~んにも仙人でした。(性格が表れるわ

昨日から、ただただ寒いだけで一日が終わります。
茶の湯勉強会、雪道に困ることはなさそうです。
明日は電車はちゃんと動くかしら。
初講習です。どうぞお気を付けてお越しくださいませ。


昨日、3月中旬に茶事をなさる方が打ち合わせにみえました。
どこまでお手伝いをするか、どこまで懐石を出すか伺います。
亭主と半東の二人が裏方という事なので、庭周りはお手伝い。
懐石については、一汁三菜で良いとおっしゃる。

「だってお腹いっぱいに出しても。お茶でお呼びするのだから」
うれしいじゃないですか!!
向付と煮物碗、焼き魚で終わるのは、とても勇気がいります。
そうよ、一汁三菜を旨としてっあるじゃない。賛成ー!
出し方を工夫して、がんばって作らせていただきます。


今日は1週間後に迫った茶事お招きのお詰めの方が、
同行させてくださいと、足元の悪い中ご挨拶にみえました。
電話やメールという便利で手軽なアイテムがあるのにね。
こういうことのできる方は少なくなった気がします。
上座の者に対して礼を尽くす姿勢に、とても感心致しました。

お茶に対してしっかりと自分の考えを持つ人。
自分の立ち位置を図れ、謙虚であることを知る人。
とても気持ちがいいです。

暗くなったらめっきり冷え込んできました。
また粉雪が降り始めました。
温かくして、どうぞお風邪を召しませんように。


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【2019/02/09 19:09】 | お茶事のこと
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やっと雨。今年初めてじゃないかな。
湿気がこんなにも恋しいなんて・・・
芽吹き時を待つ草木たちの喜ぶ声が聞こえるようだ。

初釜から四日。
終わってしまえばあっという間です。
アドレナリン大量放出からの虚脱感もだいぶ癒えました。
ぼやぼやもしてられないのです。
カラッカラで乾燥が強いから、干している漆器が心配で。

木地が狂いはしないか。
小さな傷から漆にひびが入らないか。
拭き跡や指紋が落ちなくなるんじゃないか。と・・・

本来なら1週間は干したいところだけど、四日経てばと片付け開始。
定休日の今日なら集中してあたれます。

1回10名様だけど、一日2クールあるので洗っている間がない。
煮物椀や料理を盛る角折れ盆などは20個出してあったので
漆器は大量。漆器をおかたずけ

出すときは出すだけでいいので簡単だけど
仕舞う時は手間がかかります。

店主の漆器の後始末法は
返ってきたらやさしくぬるま湯で洗い、柔らかなガーゼタオルで拭う。
拭き残しや水滴跡がないかもう一度乾いた布で空拭きをし、乾かす。
しばらく干したら、漆磨き布(眼鏡拭きの大判タイプ)で仕上げ拭き。
ハーっと息を吹きかけると、拭き跡の筋が見えたりします。
指紋も付いたままにすると手油が消えなくなるので慎重に。
薄紙にくるんで、箱に納めて・・・ 完了。

この手間を惜しむと、使う段になっていくら磨いても落ちません。
後悔先に立たず・・となる。

陶磁器類はもう少し干しておきましょう。
芯までよく乾かさないと 陶器はもう少し
しまっている間にすえて(蔵さびという)、お湯を入れると匂う。
これまた、後悔先に立たず・・となる。

全て片し終えた時、初釜は終わります。
あとすこし。。。


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【2019/01/31 20:51】 | お茶事のこと
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