十二月に入って、あっという間に一週間。
あわただしい日々の中、空を見上げれば冬の雲ひとつない青空。
刻々と時は過ぎ、ふと暦を見ると「大雪」と書いてある。
初釜で生徒さんへのお年賀や福引にと、このところ包装しまくりです。
先生方の生徒さんへの愛情を感じます。
もうすでに初釜のお呼ばれ三件、お手伝い二件の予定が
真新しい手帳に書き込まれました。
そんな季節です。。。しみじみ
初釜のときしかお目にかかれない「嶋台茶碗」

重ね茶碗ともいうように、大振りの茶碗が二個重ねて使われます。

上の茶碗が金、下は銀にに塗られています。
この茶碗で先生がお濃茶を練って、生徒さんに振舞うのです。
十人だったら、一碗五人分。
それを回し飲みいただきます。
先生がお濃茶を点てて下さるのは、初釜くらいなので楽しみですね。
先日の大茶盛を思い起こさせますが、あの時はお薄でした。
嶋台はお濃茶。
飲み終わったらお茶碗拝見。
裏返して高台をとくと拝見しましょう。
金が鶴(五角)
銀が亀(六角)
嶋台はとてもおめでたいお茶碗なのです。
あなたの
ポチッ
ヨロシクお願いいたします!


岡野園のページ
あわただしい日々の中、空を見上げれば冬の雲ひとつない青空。
刻々と時は過ぎ、ふと暦を見ると「大雪」と書いてある。
初釜で生徒さんへのお年賀や福引にと、このところ包装しまくりです。
先生方の生徒さんへの愛情を感じます。
もうすでに初釜のお呼ばれ三件、お手伝い二件の予定が
真新しい手帳に書き込まれました。
そんな季節です。。。しみじみ
初釜のときしかお目にかかれない「嶋台茶碗」

重ね茶碗ともいうように、大振りの茶碗が二個重ねて使われます。

上の茶碗が金、下は銀にに塗られています。
この茶碗で先生がお濃茶を練って、生徒さんに振舞うのです。
十人だったら、一碗五人分。
それを回し飲みいただきます。
先生がお濃茶を点てて下さるのは、初釜くらいなので楽しみですね。
先日の大茶盛を思い起こさせますが、あの時はお薄でした。
嶋台はお濃茶。
飲み終わったらお茶碗拝見。
裏返して高台をとくと拝見しましょう。
金が鶴(五角)

銀が亀(六角)

嶋台はとてもおめでたいお茶碗なのです。
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今日から6月。
お一日に200回目のブログとなりました。
ありがたいことです。
ほんとにほんとにありがたいことです。
お礼の印に「麩まんじゅう」でも
すぐお抹茶をお点てしますわ。
では張り切って!
昨日は“湯慣らしをしなければなりません”まででしたね。
「湯慣らし」とは
茶碗がしっかり浸かる深さの桶にぬるま湯を張ります。
その中に茶碗を沈め、徐々に熱いお湯を足していきます。
手がやっと入るくらいの温度まで、時間をかけてお湯に慣らしていきます。
(湯慣らしは使用する前日から行います)
なぜそうするかというと
いきなり熱湯を入れると茶碗が割れてしまうことがあるからです。
特に寒い冬などはこれをしっかりやっておかないと、
茶碗の外側と内側の温度差が大きいため、茶碗がビックリして崩壊します。
なぜそうなるかというと
古い茶碗は目に見えないヒビが入っていることがあります。
高い茶碗はロクロ引きなので、もしも小さい気泡が中にあったら空気が膨張しひびが入ります。
土の粗い茶碗は当然空気が入っているので同様です。
楽茶碗は焼が甘いので気も弱く、崩れてしまうことがあります。
ぬるま湯に浸けたところをよ〜く見て下さい。
小さい泡がシュワシュワと上がってきます。
中に空気が入っている証拠です。
もう一つ、湯慣らしをする理由は
しっかり水分を吸わせることがあります。
事前に充分吸い込ませておくことによって、もうこれ以上水分を吸いません。
満腹にしてあげるのです。
“もうわたし水分はいらないわ・・”(茶碗談)
こうすればお抹茶を吸い込みません。
お抹茶を吸い込むと、茶碗の底だけ色が付いてしまいます。
一度中の土まで抹茶が滲み込むと、色が変るだけでなく匂いの原因にもなります。
使い終わったら
滲み込んだ水分が乾くまで“自然乾燥”という名のもと、放り出しておきます。
ゆめゆめ大事な茶碗だと、そそくさと桐箱にしまわないで下さいね。
一日かけて吸わせた水分が抜けるのに、最低でも1ヶ月はかかります。
きっちり乾燥させておかないと、これも匂いの原因になります。
大事なお客さまが来たからと、しばらくぶりにお宝の茶碗を出したら
プ〜ンとカビ臭い匂いがした事はないですか?
それはしっかり乾燥させなかったことが原因のひとつです。
しっかり吸わせて、しっかり乾燥!
大事に扱うということは、割っては大変!と直前に出し
そそくさとしまうことではないと心してくださいませ。
庭の愛しい茶花たち
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ありがたいことです。
ほんとにほんとにありがたいことです。
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昨日は“湯慣らしをしなければなりません”まででしたね。
「湯慣らし」とは

茶碗がしっかり浸かる深さの桶にぬるま湯を張ります。
その中に茶碗を沈め、徐々に熱いお湯を足していきます。
手がやっと入るくらいの温度まで、時間をかけてお湯に慣らしていきます。
(湯慣らしは使用する前日から行います)
なぜそうするかというと

いきなり熱湯を入れると茶碗が割れてしまうことがあるからです。
特に寒い冬などはこれをしっかりやっておかないと、
茶碗の外側と内側の温度差が大きいため、茶碗がビックリして崩壊します。
なぜそうなるかというと

古い茶碗は目に見えないヒビが入っていることがあります。
高い茶碗はロクロ引きなので、もしも小さい気泡が中にあったら空気が膨張しひびが入ります。
土の粗い茶碗は当然空気が入っているので同様です。
楽茶碗は焼が甘いので気も弱く、崩れてしまうことがあります。
ぬるま湯に浸けたところをよ〜く見て下さい。
小さい泡がシュワシュワと上がってきます。
中に空気が入っている証拠です。
もう一つ、湯慣らしをする理由は

しっかり水分を吸わせることがあります。
事前に充分吸い込ませておくことによって、もうこれ以上水分を吸いません。
満腹にしてあげるのです。
“もうわたし水分はいらないわ・・”(茶碗談)
こうすればお抹茶を吸い込みません。
お抹茶を吸い込むと、茶碗の底だけ色が付いてしまいます。
一度中の土まで抹茶が滲み込むと、色が変るだけでなく匂いの原因にもなります。
使い終わったら

滲み込んだ水分が乾くまで“自然乾燥”という名のもと、放り出しておきます。
ゆめゆめ大事な茶碗だと、そそくさと桐箱にしまわないで下さいね。
一日かけて吸わせた水分が抜けるのに、最低でも1ヶ月はかかります。
きっちり乾燥させておかないと、これも匂いの原因になります。
大事なお客さまが来たからと、しばらくぶりにお宝の茶碗を出したら
プ〜ンとカビ臭い匂いがした事はないですか?
それはしっかり乾燥させなかったことが原因のひとつです。
しっかり吸わせて、しっかり乾燥!
大事に扱うということは、割っては大変!と直前に出し
そそくさとしまうことではないと心してくださいませ。
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今日お客様に「茶碗の使い始めをどうすればいいかしら」と聞かれたので
そのことを書こうかと思います。
よく言われることは「茶碗をお湯で煮たほうがいいか?」です。
結構聞かれますね。
そうすると茶碗がしまって丈夫になると習ってるみたい。
今のお稽古茶碗は電気やガスで焼いています。
ロクロではなく型で作っているものが多いし、釉薬も昔と違いしっかりしてます。
磁器のものは洗っただけで使えますし、極端に言えば電子レンジだってOK。
食器と同じような方法で作っていると思ってください。
陶器のものもお稽古物は同様です。
磁器は、土目の密な焼きの堅い仁清写しや青磁などのもの。
陶器は、粗土を使った焼きのあまい唐津や丹波などのもの。
同じ磁器でも古い茶碗や値段の高いもの
陶器でも粗土の強いもの(萩など)と楽焼はちょっと違います。
湯慣らしをしなければなりません。
これを話すと長くなりそうなので、続きは明日に・・

爽やかな「初夏の茶花」
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そのことを書こうかと思います。
よく言われることは「茶碗をお湯で煮たほうがいいか?」です。
結構聞かれますね。
そうすると茶碗がしまって丈夫になると習ってるみたい。
今のお稽古茶碗は電気やガスで焼いています。
ロクロではなく型で作っているものが多いし、釉薬も昔と違いしっかりしてます。
磁器のものは洗っただけで使えますし、極端に言えば電子レンジだってOK。
食器と同じような方法で作っていると思ってください。
陶器のものもお稽古物は同様です。
磁器は、土目の密な焼きの堅い仁清写しや青磁などのもの。
陶器は、粗土を使った焼きのあまい唐津や丹波などのもの。
同じ磁器でも古い茶碗や値段の高いもの
陶器でも粗土の強いもの(萩など)と楽焼はちょっと違います。
湯慣らしをしなければなりません。
これを話すと長くなりそうなので、続きは明日に・・

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また茶碗シリーズに戻りまして・・・
「大樋焼・飴楽」のことを少々
ごらんのように飴色(琥珀色)の釉がかかっています。
<大樋焼>
加賀藩主に招かれた裏千家四代仙叟宗室に伴われ、
楽家四代一入の土師であった「長左衛門」が、金沢大樋町に築窯しました。
(楽家の暖簾分けというのが近いですね)
仙叟宗室のアイデアと長左衛門の技術で、茶道具を作陶。
長左衛門は仙叟が帰ったあともその地に残り、
加賀藩のお庭焼を作り続け、「大樋」を姓としました。
だから「大樋長左衛門」。 代々そう名乗っています。
このエピソードで読み取れることは
茶道具出身という、由緒正しい焼物であること。
藩お抱えのお庭焼きという庇護があり、育ちが良いこと。
本家が楽焼であり、血統の良いこと。
茶道のお道具としては“良いとこのお坊ちゃん”ってとこでしょうか。
おまけ
黒楽筒茶碗 「寒月」>かんげつ
今夜も冴え冴えとした寒月が、あなたのところにも出ていますか?

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「大樋焼・飴楽」のことを少々

ごらんのように飴色(琥珀色)の釉がかかっています。
<大樋焼>
加賀藩主に招かれた裏千家四代仙叟宗室に伴われ、
楽家四代一入の土師であった「長左衛門」が、金沢大樋町に築窯しました。
(楽家の暖簾分けというのが近いですね)
仙叟宗室のアイデアと長左衛門の技術で、茶道具を作陶。
長左衛門は仙叟が帰ったあともその地に残り、
加賀藩のお庭焼を作り続け、「大樋」を姓としました。
だから「大樋長左衛門」。 代々そう名乗っています。
このエピソードで読み取れることは
茶道具出身という、由緒正しい焼物であること。
藩お抱えのお庭焼きという庇護があり、育ちが良いこと。
本家が楽焼であり、血統の良いこと。茶道のお道具としては“良いとこのお坊ちゃん”ってとこでしょうか。
おまけ

黒楽筒茶碗 「寒月」>かんげつ
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岡野園 FC2ショップのページ昨日に続き、珍しいスタイルの茶碗をご紹介。
馬上杯>(ばじょうはい)
馬の上の杯?
変わった姿をしてるでしょ。
茶碗の部分は普通なんだけど、高台がとっても高い!
騎馬民族が、馬の上でお酒を飲みやすいように考案した杯から由来しています。
片手に手綱を持ち、
空いた片方の手で高台部分をわし掴みにし、馬上でお酒を飲んだそうです。
豪快です
(猛烈な寒さで、酒でも飲まなくちゃやってらんないって話も)
古い伝来物の馬上杯には、高台の部分に穴があいたものもあるとか。
そこに紐を通し腰に下げ、
“マイカップ。どこでもグビッと一杯!”
モンゴルの「ジンギス・カーン」が「源義経」説もあることだし・・・
義経がいた鎌倉時代(1159~1189)と時期を同じくして
栄西(1141~1215)が、茶の湯の原型を日本に伝えています。
「騎馬民族」と「茶の湯」だって、どこかでつながっていてもおかしくないかも・・・?
マイカップが伝来物珍重の日本に運ばれ、抹茶茶碗として使われたのですね。
昔の抹茶は、戦国時代の気付け薬や興奮剤だったので、
馬上の武将がこの茶碗を片手で掴み
“いくさの前に。どこでもグビッと一杯!”
(濃茶)
一つの茶碗から、いろいろなことが想像できて
断片的だった茶の湯の知識や日本史たちが
空欄を埋めるパズルのように、つながっていくのが・・もうたまりません!
馬上杯は野趣あふれる茶碗なので、
野辺の景色を映す「釣り釜」の頃に似合うのではないでしょうか。
しろもじの翠の芽吹きが
とてもきれいです。
もうすぐ立春。春近し。。。
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馬上杯>(ばじょうはい)

馬の上の杯?
変わった姿をしてるでしょ。
茶碗の部分は普通なんだけど、高台がとっても高い!
騎馬民族が、馬の上でお酒を飲みやすいように考案した杯から由来しています。
片手に手綱を持ち、
空いた片方の手で高台部分をわし掴みにし、馬上でお酒を飲んだそうです。
豪快です

(猛烈な寒さで、酒でも飲まなくちゃやってらんないって話も)古い伝来物の馬上杯には、高台の部分に穴があいたものもあるとか。
そこに紐を通し腰に下げ、
“マイカップ。どこでもグビッと一杯!”

モンゴルの「ジンギス・カーン」が「源義経」説もあることだし・・・
義経がいた鎌倉時代(1159~1189)と時期を同じくして
栄西(1141~1215)が、茶の湯の原型を日本に伝えています。
「騎馬民族」と「茶の湯」だって、どこかでつながっていてもおかしくないかも・・・?
マイカップが伝来物珍重の日本に運ばれ、抹茶茶碗として使われたのですね。
昔の抹茶は、戦国時代の気付け薬や興奮剤だったので、
馬上の武将がこの茶碗を片手で掴み
“いくさの前に。どこでもグビッと一杯!”
(濃茶)一つの茶碗から、いろいろなことが想像できて
断片的だった茶の湯の知識や日本史たちが
空欄を埋めるパズルのように、つながっていくのが・・もうたまりません!
馬上杯は野趣あふれる茶碗なので、
野辺の景色を映す「釣り釜」の頃に似合うのではないでしょうか。
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